見出し画像

喫茶店、店主をやっている理由

ここからが仕事、ここからがプライベート、

という働き方をしたくない

これが、ひばり珈琲をやっている理由です。


二十歳の頃から数々のバイト(常に3つずつかけもち、フリーターで生活するのは楽じゃない)と

数少ない正社員経験(三社、計二年ほど)を続けてきて、

気づけば三十路。


わかったことが一つ。

仕事のためと割りきって働きたくない。


いや、働けないってこと。


ボーナスや厚生年金と引き換えに、

この上司と一生(大袈裟だけど当時はそれくらい途方もなく感じてた)働かなきゃいけないんだ、とか、

たとえアルバイトでも、

組織に属していて、お給料が発生している時間は

私は組織の一人なんだと思うと、

もうどうしても嫌な気分で吐き気がした。


だからといって、何がしたいとか何ができるとか

具体的ななりたいものもなかった。


ただ、ぼんやり思っていたのが


日常に仕事が入っていて、

寝て、起きて、歯磨きして、ごはん食べて、

その延長で、仕事してっていう


自然な流れでできることがいいなと。


かといって、

自分で店をしよう、なんて本気で思ったこともない。

いや、一度あるか。(それは追々…またの機会に)


ともかく縁あって、

今の店の居抜き物件を紹介してもらい


さしたる決意もなく

意外と不安もなく

なんとか怠けず、

コロナも今のとこかわしつつ、

喫茶店店主をやってこれているのは、


このぼんやりと、でも、揺るがない、

心の求める生き方があるからだ。


歯磨きするように仕事する。


すなわち、いつも繰り返し行っている習慣、

歯磨きしない日がないように、

仕事しない日もないし、

そもそも休むという感覚や、概念がない。

ごはん食べたら動くよね?って感覚。


当たり前を当たり前に生きているだけ。



起きて、食べて、歯磨きして、店行って、帰って来て、ごはん食べて、寝る。


やってみると、

娘と二人、

どうにか食べているし、眠るところもあるし、


何より、朝、目覚めるのが嫌じゃない。


こんなに普通に当たり前に、

毎日笑っていられる日々がおくれるなんて

あのときの自分からは想像できなかった。

お店万歳だ。


怖がらないで、自分の心に、もっともっと正直に生きてみようと、さらに思っている。


このnoteで、

自分を探したり、仕事で悩んでいたりする人を

ハアッて息吹きかけて応援できたらいいな、

と思っています。




頂いたサポートは、ひばり珈琲のお客様やこのページを読んで下さるみなさんの幸せが、増強できるように使います。たまにうちのちびと温泉にいく費用にも使います。(行った際はこのページで紹介します)