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大人は、もっと自由に学べる。学生じゃないからこそ。

1月13日、私はとあるキャリアスクールに入会しました。

キャリア、と聞くと本業に役立つことでも学ぼうとしていると思われるかもしれませんが、そうではありません。

「書くこと」を学ぼうと思ったのです。

以前から、「書くこと」を上達させたいとは思っていました。「書くこと」が大好きで、いつか「書くこと」を仕事にしたいと思っていたからです。でも、どうしたらいいか分からずにいました。

だから、私は出会った人たちに「書くことを仕事にしたいんです」と、挨拶か呪文のように言い続けました。セットで、「まだ、どうしたらいいかも分からない」ということも。

すると、その中のお一人が、私にこんな言葉をくださいました。「世の中の大体のことはね、勉強できるんだよ。本もいっぱい出てるから、勉強できるよ」と。

勉強、かぁ……。

その時の私の気持ちを想像してみてください。学校を卒業してからというもの、教科書とも講義とも無縁でした。いつの間にか、勉強から、ずいぶん離れたところに立っていたのです。

上達したいと切望している文章についても、「勉強する」「習う」ということを考えなかったのです。noteに書いて、発表するうちに、少しずつ上達するだろうと思っていました。

確かに、何もしないよりはマシでしょう。
でも、そうじゃないのです。
勉強すればいいのです。

会社で教えてもらうというのは無理な話です。
会社での私の仕事は、「書くこと」ではありません。教えてくれる人もいないので、どんなに真面目に仕事をしたとして、自分の望むスキルは手に入りません。

それなら、本を買えばいいのです。
教えてくれる人のところへ行けばいいのです。

小学校·中学校·高校·大学と、散々学んできたのに、「勉強」という行為が頭から抜け落ちたことに気がついて、私は滑稽だなぁと思いました。

学校に通っていた頃の私は、どこか受け身だったのだと思います。おすすめの授業がどれかを先輩に聞いていた、大学生の頃。配られたリストのまま購入した、高校の教科書。やりたくない教科のテストが苦痛でならなかった中学校の日々。どの学校がいいかなんて考えることもなく入学した小学校。

でも、受け身で始まった学習は、22歳で完全な終わりを迎えました。大学を卒業して、私は自由になったのです。勉強をしなくてよくなったという意味でありません。大人になったことで、もっと自由に学べるようになったと思うのです。

この学校にお金を払うなんてと渋るのも、高額でも学ぶためにとお金を出すことも、私の意思一つにかかっています。

今のキャリアに役立つ本を手にとってもいいし、自分が好きなことについて書かれた本を開いてもいいのです。

そう、これを読んでいるあなたも大人なら、同じように自由に学ぶことができるはずです。何か、あなたが価値を感じることを。

もし、何か学びたいことがあって、どうしたらいいか分からない方がいらしたら。
どうしたらもっと上手くできるのだろう、と悩んでいることがある方がいらしたら。

そんな方は、本屋さんや図書館に行ってみるといいと思います。きっと、同じように悩んだ経験のある人が、知識をまとめてくれているはずです。

あるいは、周りの人に伝えてみてください。もしかしたら、その人が何か知っているかもしれませんし、有意義な勉強会や、いい本を紹介してもらえるかもしれません。

きっと、勉強できる環境は、自分で整えることができると思います。大人だからこそ。



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