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異国の地で出来た愛してやまない人たち

メリークリスマス。

メルボルンで迎える2度目のクリスマス。
もうあっという間に1年以上もここで暮らしてたんだな、とふと思う。

メルボルンで最初に住んだ家ではアイルランド、NZ出身の男性たちと暮らしていた。

彼らとは私が家を出た今でもちょこちょこ連絡を取り合っているし、数ヶ月前もその家に遊びに行って1時間半語り明かしたり、私が家を出てからもすごく良い関係を築けている。

昨日、仕事終わりにアイリッシュの方の元ハウスメイトから連絡があって、友人たちとクリスマスの朝集まるから一緒に朝ごはんを食べに行こうと言われ、今朝みんなでカフェに集まって朝ごはんを食べた。
(残念ながらKiwiの元ハウスメイトはNZに帰省中で会えず…)

そのカフェで朝食を食べるのが彼らのクリスマスの過ごし方らしく、もう5年目になるという。
そんな毎年恒例のクリスマスイベントに私も誘ってもらえてうれしい限り。

アイルランド、オーストラリア、そして日本。
生まれた国も育った環境も年齢もバックグラウンドも何もかもが違う私たちだったけど、お互いの人生や価値観をリスペクトし合える関係性。

何がうれしいって今日久々に再会した彼らに「toi、君の英語本当に完璧になったよ」と褒めてもらえた。
以前は家でみんなで話しててもそのスピード感や英語での会話にほとんどついていけず、彼らもそれをわかってくれて、ゆっくり話してくれたりしていたけど今日久々に会って普通に速いスピードでの会話についていけたし、スムーズに話せた。

そうやって真正面から褒めてくれる彼らのおかげで何事においても自信がなく、自己肯定感の低い私は少しずつ自分に自信を持てるようになった。

そして彼らはいつだって私のこのふらっとした生き方を面白がって、私の人生や価値観を肯定的に捉えてくれる。それがすごく心地よい。

旅をするのが大好きな人たちなので、私が今度また旅行に行くんだと言ったら自分のことのようにワクワクしてくれて、旅のプランを聞いてくれたり、自分たちが今まで行った国の写真を見せてくれたり「ここおすすめ!toi絶対行くべき!」と言ってくれたり、彼らと話してると常にワクワクする。

おまけに隣の席に座っていたカップルともひょんなことから仲良くなってみんなで会話を始めたり、なんだか今までとはまた違った感じのクリスマスを味わえてものすごく楽しかった。

「もしtoiがまた来年のクリスマスにオーストラリアにいるなら、同じ日の同じ時間、このカフェでみんなで集合ね」って言われて、それがまるで私の大好きな映画Before Sunriseの台詞のようでときめいてしまったよね…

来年のクリスマス、私はどこにいるのかわからないけど、今日あのカフェで過ごした穏やかで幸せで満ち足りたクリスマスの時間はこの先一生忘れることはない。

何もないままオーストラリアに渡ってきた私に、こんなにも素敵な関係性を築ける友人たちができたこと、本当に心からありがたくて幸せ。

心がほっこりして、最高のクリスマスだった。

いやぁ、幸せ。

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