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大島と高校野球

伊豆諸島北部に位置する伊豆諸島最大の島。本州で最も近い伊豆半島からは南東方約25kmに位置し、面積は91.06km2。
行政区域は東京都大島町である。

名物はツバキで、椿油が特産品。他島内に特別天然記念物の「大島のサクラ株」が存在する。島のおよそ97%が富士箱根伊豆国立公園に指定されている。
「東京の楽園」大島は、観光地の他、多くの東京高校野球部の合宿先にも選ばれている。

今回は離島である「大島」で白球を追い続ける野球部を紹介させて頂く。

①大島海洋国際

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大島町差木地字下原にある都立海洋高等学校。
寮制をとる唯一の都立高等学校であり、生徒はドミトリと呼ばれる寄宿舎で集団生活を営む。(※都外生の志願はできない)
各学年次に、航海実習が行われるなど、名の通り「海洋系」のスペシャリストを育成する。(他にも国際系学科も存在)
「Mr都市伝説」の名で知られる「関暁夫」を卒業生に持つ。

寮生活である為、何よりも「チームワーク」の強さが際立つ。
2003年に「都立雪谷」で甲子園出場を果たした際の主将である「増子良太」氏が監督に就任。同じ都立高として甲子園を知る指導者の元、離島から聖地を目指す。

【プロフィール】
●夏季最高成績/都大会3回戦
●練習場所/校庭・島内専用グラウンド
●練習時間/週5~6日

②大島

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大島町元町字八重の水にある都立高等学校。通称「大高(だいこう)」
資格取得や検定受験が奨励されており漢検や英検のほか農林、家政関係の検定にも毎年多くの生徒が挑む。

創部70年を越える野球部は、2006年夏季東東京大会ではベスト8まで勝ち上がった実績を持つ。2011年はベスト16まで進出し、その後も「帝京」や「関東第一」「修徳」といった強豪校とも接戦を繰り広げるなど、力は充分。

夏の大会は長いフェリーに揺られながら都内で試合を行い、終わればもう一度長時間をかけて大島へ帰るなど、ハードかつ過密なスケジュール間でも選手たちは強い気持ちを持ち、集中力を発揮し続けている。

野球専用球場(両翼98m、中堅105m)と室内練習場を完備している。

【プロフィール】
●夏季最高成績/都大会ベスト8
●練習場所/大島高校専用グラウンド
●練習時間/週6日