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躍動を形に。進化する【都立小平高校】

西武新宿線「小平駅」より徒歩10分に校舎を構える「都立小平高校」
平成27年度から都内でも10校しか選ばれていない東京グローバル10というものに指定されており、外国語授業やグローバル人材の育成に積極的な学校としても知られている。

小平高校校舎

丸ポストや古民家、鮮やかなまぶしい自然に囲まれ、小平高校野球部は復活を果たすべく白球を追う。

同校野球部は全国高校野球西東京大会で2008年・2014年にベスト8、2005年・2009年にはベスト4と好成績を誇る。

その成績を掲げる横断幕がグラウンドに掲げられているのも特徴的だ。

高校野球ドットコムより

「横浜高校」「山梨学院」「慶應義塾」といった他県の強豪校とも練習試合を積み重ね、そこで学び得た技術や練習方法を吸収し普段の練習に組み込むなど成長を止めない。

①練習環境

都立小平高校も他の都立高校と同じように、グラウンドを他部活と併用で使用しており、全面を使用できるのは平日で週に1度とという環境である。

ケーブルテレビより

上記でも記したように、他県の強豪校の練習方法を取り入れる他、専門家を呼びケガ防止のためのエクササイズやトレーニングを学び自分達で主体的に取り組んでいる。(国立フィジオ研究所協力)

そんな環境下でもベスト4に2回。ベスト8に2回と好成績を納めているのは、普段の練習から各自が工夫と集中を持って練習に取り組んでいる成果であろう。

また、近年はコロナの影響もあってか、それより元よりの方針なのかは不確かだが、試合のない土日や、夏休み期間での練習時間もそれほど長くはない(13時〜17時など)
また、休息日をや自主練習日を挟む事でメリハリを意識し、選手達の自主性と向上心を高めている。

http://www.kodaira-h.metro.tokyo.jp/site/zen/content/200000524.pdf

※小平高校2022夏季スケジュールより

②個性的な選手達

都立小平高校の野球部といば、毎年非常に力のある選手が多い印象がある。

中でも中学時代は強豪シニアの属しながらも試合出場に恵まれなかった選手も多く。だがその選手達がレギュラーを掴み、試合を作りあげている。

中には大学へ進み、野球を続けていく選手も多い。
また小平高校は進学率も高く、決して勉強を疎かにできない。
どちらにおいても自分達で大きく成長できる3年間を作り上げていける環境が揃っている。

ノックやボール回しでもスピードを意識し、また6月の練習ではグラウンドコートを着て、真夏での試合の準備を怠らない。

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近年は西東京では「都立日野」高校が抜きん出ており、小平高校はベスト16まで進むが、なかなかその壁を越える事が出来ていない。

しかし確実に上位で戦うだけの力はあるだけに、もう一度かつての功績に返り咲く殻を破る事が出来れば充分に上位進出を狙い続けるだけの力はある。



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