しくじりと学び~新卒デザイナーがはじめてPdMとエンジニアと一緒に仕事した話~
こんにちは!マネーフォワード22卒デザイナーのひびきです。
研修も終わり、6月から実務に入りました。今回の記事では、初めての実務で、デザイナーがPdM(プロダクトマネージャー)とエンジニアと一緒に仕事をしていく中で経験したちょっとしたしくじり話とそこから得た経験についてをお話しできればと思います。
「しくじったなぁ...」な話
まずはしくじった話を聞いてください。
僕はマネーフォワードクラウドのUI/UXデザインを担当しています。バックオフィスの専門的な知識が絡んでくるため、PdMとのコミュニケーションは欠かせません。そんな中最初に任されたタスクは、要件・要求定義からやらせてもらえるとてもやりがいのあるものでした。意気込んで肩をぶん回した結果、簡単にまとめると以下のようなしくじりをしてしまいました。
要件・要求定義できたと思い込んで進めていたが、考慮漏れや客観的視点を欠いたが故のミスが後になって発覚し、手戻りが発生した
そのせいで、PdMやエンジニアに無駄なコミュニケーションをさせてしまった
難しいなと感じた点
上記のミスは、言ってしまえば単純に要件・要求定義のスキル不足です。ただ、それ以前にPdMやエンジニアとコミュニケーションを取って一緒にタスクを進めていく中で難しいなと感じたことがいくつかありました。
同期/非同期のどちらでコミュニケーションを取るべきかの判断
何か問題が発生したとき、最初に誰に相談するべきかわからない
こんな課題が発生し、コミュニケーションの質・密度・スピードが落ちてしまった印象がありました。これがしくじりの一因となったとも考えられます。
行ったアクション
ではそれらの課題に対してどんなアクションを行ったのか?まずは先輩デザイナーさんに相談してみました。マネーフォワードのデザイン部では不定期(とはいえ結構な頻度で)でhuddleお悩み相談という取り組みをしています。
そこで、huddleお悩み相談にて先輩デザイナーのあかりさんに相談してみて、以下のように整理していきました。
要件・要求定義に関してはツッコミがある前提なマインドでレビューしてもらうこと。このスキルは経験を積んで養っていくもの。
同期すべき相談は複雑な意思決定を伴うものや、テキストにするとかえって時間がかかってしまうもの。(これ意外とみなさんやりがちでは?)
非同期でも良い相談は急ぎではないものや、簡単なUIのレビューなど。
これらを整理した上で、「PdMやエンジニアと1on1してみるのもいいかもね。」という言葉をいただき、コミュニケーション円滑化、そしてそもそも自己開示しやすい関係性作りのために1on1を実行してみました!
得られた結果
1on1では職能として・個人としてどんなコミュニケーションを取りたいのか?や、チームでのコミュニケーション、デザイナーへの期待値などを雑談ベースでヒアリングしました。その結果、いいことがいくつかありました。
ラフにどんどんコミュニケーションを取りましょうということを言ってもらい、コミュニケーションのハードルが下がり、話しかけやすくなった。
バックグランドなども聞けて、どんなふうに仕事を進めていく人なのかなんとなく掴めた。
チームでのコミュニケーションについて聞けたことでチームに対する理解が深まった。
結局のところ伝えたいことは...
今回の出来事で学んだことは多くありましたが一番伝えたいことは、”経験値に比例して徐々にできるようになること”と”経験値に関わらず今すぐに実践できること”を切り分けて考えていくということです。
今回の場合であれば、要件・要求定義のスキルは経験値を積まなければ伸ばせないけれど、要件・要求定義をするためのコミュニケーションの土台は今すぐにでも改善アクションを起こせる!と考えられます。
今回の学びを糧に、長い長いデザイナー人生、始まったばかりだけど頑張っていくぞ!
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