『チベット仏教王伝』すごかった

解説によれば14世紀後半にしたためられたらしい。

実践するならば「ティール組織」「超越主義」的になるのだろうか、
どうだろうか。

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引用することが躊躇われるほどの代物ではあるが、

その理由を引用する。

 果報を期待する者がいなくなること、それこそがブッダの思し召しである。考え、表現できるようなものではないので、言葉で語ることもできない。そのような自在の境地に達すると、自ずとブッダの教えの血脈に連なり、心の本質を自らの中に見出すことができ、主客の相が滅し、外の世界に顕現するすべてのものが悟りへの友であるとわかる。・・・

 そのように、心の本質は因縁を超越しているので、努力しようとする意識すらなく、実体がないのでそれに対処することすらない。有る無いという現象すら目にすることがないので、常見と断見は自ずと浄化される。二元論から自ずと解き放たれているので、期待と恐れという極論は捨て去られる。とらわれから解き放たれているので、全ての事象は不生であると自ずと理解される。無分別智をもって見るので、敵も障りも自然に調伏される。
 おお、このように広大にして、〔なんら煩悩などを〕退治する必要のない認識を、知恵の顕現の働きというのである。あるがままにして無分別智の境地にあることを、取捨を超越したというのである。

(17章 ソンツェン・ガンポ王の密義顕示)


古代インドの聖典アシュターヴァクラ・ギーターやバガヴァット・ギーターの内容に近いように感じた。

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これらは個人的に、今後の世界の指針となるに相応しい書物だと思う。

株式会社も悪くはないが、
祇園精舎がいっぱい建ってほしい。



あと、今日は「梵」という名の日本酒があることを知ってビックリした。
圧倒的ネームバリュー。ネームのボリュームがすごい。
他の名義でこれに勝つのはなんとも骨が折れそうね。



「オン マ ニ ペ メ フン」

すごい真言のひとつ。

この世は想像以上にすごいみたいだ。

ほぼ毎日圧倒される。



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