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北京大飯店冷凍ギョーザ 地元の味、地元店で販売 あいのや・のぞみ野店で好調

 石巻市大街道南の中国料理店「北京大飯店」の冷凍ギョーザが、今月から石巻地方を中心とする食品スーパーあいのやの石巻のぞみ野店で売り出された。38個入りで1千円のパック。特に週末は約20パックが売れる好調ぶりで、あいのやではこのままの売れ行きが続けばほかの店にも置く考えだ。

 北京大飯店の冷凍ギョーザは、もともと店内販売だったが、今年3月から店先に冷凍庫と料金箱を置いて24時間の無人販売をスタート。思いのほか売れ行きが伸び、仕入れなどで交流のあった、あいのやに話を持ち掛けて販路を広げた。

note用あいのや・あゆみ野店の北京大飯店冷凍ギョーザ

あいのや石巻のぞみ野店で売り出された北京大飯店の冷凍ギョーザ

 北京大飯店の山本一弘社長が、ギョーザの有名店「雪松」=群馬県=の無人販売所の全国展開を知り、「ウチでもできるのでは」と一念発起。「無人で売れるのか」「不用心じゃないのか」と言われながらも挑戦したところ、冷凍庫が荒らされたり、料金箱が壊されることもなかった。

北京大飯店の冷凍餃子

 「やってみないと分からないもんだね」と山本社長。コロナ禍で弁当販売に力を入れたこともあったが、ほとんど利益につながらなかった。「ギョーザは時間があるときに作って冷凍するからロスがない。店と同じものだから味もしっかりしている」とアピール。最近は2個増量して38個で売り出している。

 あいのやは「地元の店が頑張っている商品を地元のスーパーとして応援したい」(相野谷英夫専務)と来客の目に付くポップを出して援護体制を整えた。

 コロナ前に比べて全体の売り上げは「5割減なんてものじゃない」という山本社長だが、あいのやの取り組みに「ありがたい」とさらなる商品開発に力を入れる覚悟だ。【本庄雅之】


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