石巻好文館高校（猪股成彦校長）のチアリーディング部「ピーナッツ」は16日、母校で教育実習を行った先輩6人にエールを送るパフォーマンスを披露した。

　例年1学期中に実施される教育実習は、コロナ禍で変則スケジュールとなり、10月に入って行われた。この日は、16日で終了した2人とあと1週間実習を行う4人に向けてのイベント。チア部の2年生が発案し、約2週間練習に励んだ。

　授業が終了した午後5時過ぎ、講堂に教育実習生6人が椅子に腰かけて横一列に並んだ。その目の前で、チアの全部員19人がユニホーム姿で約6分間、自慢のパフォーマンスを熱演。最後は、部長の石塚楓菜さん（2年）が「好文館の先輩に演技を見せられてうれしく思います。ずっと応援しています」と言葉でもエールを送った。

教育実習生にパフォーマンスを披露した部員たち

　平成30年卒業の佐々木一成さん（岩手大4年）は「チアリーディングは好文館のよき伝統の一つ。授業で接していた生徒もいましたが、全然違う顔で輝いていた。こんな機会を作ってくれてうれしい」。同年卒業の狩野歩さんは「この2週間慣れるのに精いっぱいでした。本当に頑張ろうと思える応援で感激しました。ありがとうございます」と目をうるませていた。
【本庄雅之】

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