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【第4回】原っぱとおだづもっこ

 ドラえもんやちびまる子ちゃんのマンガには原っぱに土管が置いてあるシーンが出てきます。昔は誰の土地か分からない原っぱや空き地で子供たちが遊んでいましたが、最近はあまり見ない風景となりました。

 私も子供の頃には原っぱで遊んだ記憶があります。隠れる場所があれば缶蹴りや秘密基地をつくって遊んだり、捨ててある自転車やテレビの分解したパーツを宝物にしたりして、原っぱは想像力を拡げる大切な場所だったと思います。誰の土地か分からないけど地主がいたはずですが、子供たちには寛容だったのでしょうか。

空き地の市民農園としての活用方法もある

 現在の空き地は駐車場になっていることが多く、原っぱはロープなどで囲われて入りづらいところになってしまい、子供たちが遊べる環境ではなくなっています。いまや空き地や空き家は全国的な問題になっていますが、石巻も東日本大震災以降、深刻な問題のひとつになっています。

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東日本大震災から12年が過ぎた。被災と復興事業はかつての風景や日常生活を大きく変えており、その変化に向き合う必要性も出てきた。「石巻Re―…

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