W杯3日目
昨日はアルゼンチン対サウジアラビア戦とフランス対オーストラリア戦を観戦した。
とんでもないことが起きてしまった。
アルゼンチン対サウジアラビア
長い間サッカー界を牽引してきた神リオネル・メッシ選手が恐らく最後になるであろうW杯優勝への挑戦は波乱の幕開けとなった。
前半はアルゼンチンが主導権を握る時間が多く、サウジアラビアが要所要所でカウンターやバスでチャンスを窺う構図だった。
オープニングシュートはメッシ選手。今大会の主役は俺だと言わんばかりのプレーを見せつける。
アルゼンチンは高いサウジアラビアのディフェンスラインをスルーパスで裏を抜けようとするシーンを何度も作っていた。
試合が動いたのは前半9分。
VAR判定により、アルゼンチンがPKを獲得。
確実にメッシ選手が沈めてアルゼンチンが先制に成功する。
失点しても尚高いラインを敷き続けていたサウジアラビアに対して、何度も裏へのパスを通すアルゼンチンだが、精度を欠く場面やチャンスを決めきれない場面が続く。
サウジアラビアも自陣の深いエリアからボールを奪ってからなかなかマイボールにすることが出来ず、自分達の時間を作ることに苦しんだ。
どちらかが丁寧にプレーできるかで、試合展開がガラッと変わるような印象を受けた。
そして、後半開始早々試合が動く。後半3分。
サレハ・アルシェハリ選手のゴールで同点。
この瞬間にスタジアムの雰囲気が一変した。
サウジアラビアのサポーターの歓声が鳴り止まず、会場内が地鳴りのような異様な雰囲気に様変わりした。
優勝候補のアルゼンチンにも動揺が見える。
そして、8分にサウジアラビアが逆転に成功。
逆転されてから15分くらいの間、アルゼンチンは動揺して浮ついたプレーが目立っていた。
ディフェンスラインからのパスが精度を欠き、中盤同士のパスもサウジアラビアにカットされてしまう。
そして試合終了の笛。
誰もが予想していない結末を迎えた。
個人的には、足を攣りまくっていたサウジアラビアの選手が印象的だった。
彼らのW杯にかける思いがひしひしと伝わってきた。
サウジアラビアの躍進とメッシ選手率いるアルゼンチンの立て直しに期待したい。
フランス対オーストラリア
前回大会王者フランスと前回大会でフランスに敗れたオーストラリアとの一戦だ。
キリアン・エムバペ選手やアントワーヌ・グリーズマン選手を擁する優勝候補フランスも思いがけない立ち上がりを迎える。
前半9分。右サイドからのクロスをグッドウィン選手が合わせて先制点を奪う。
サウジアラビアが大金星をあげたばかりだったので、オーストラリアも勝つんじゃないかと言う期待が漂う。
しかし、失点して動揺したアルゼンチンとは違いフランスは平常心でプレーをできていた。
左サイドのエムバペ選手と右サイドのデンベレ選手の快速を生かした突破やグリーズマン選手やラビオ選手やチュアメニ選手を中心としたパス回しは乱れない。
得点直後のオーストラリアはセカンドボールを回収できていたり、サイドチェンジをして攻撃をやり直したりできていたが、徐々にフランスペースに呑まれてしまう。
コーナーキックをクリアした際のこぼれ球のマークが緩くなっていたところを修正できず、前半27分にラビオ選手に同点ゴールを許してしまう。
追いつかれたオーストラリアは動揺が見え、簡単なミスを連発してしまい、前半32分にジルー選手にゴールを決められてあっさり逆転されてしまう。
そこからはフランス劇場だった。
デンベレ選手のクロスをエムバペ選手が合わせ、追加点。
エムバペ選手のクロスをジルー選手が合わせ4対1に。
改めてフランスの強さを思い知らされるような試合になった。
怪我人があれだけ出てこの強さは恐ろしすぎる。
フランスは残り2試合は決勝トーナメントを見据えた調整になりそうだ。
対するオーストラリアはチェニジアとデンマークなので、グループリーグ突破するべく修正をしていってほしい。
そして、今日は日本の初戦!!
みんなで日本を応援しましょう。
頑張れ日本🇯🇵
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