ところで、この夏の地上波ドラマは全体的に視聴率が低いと言われている。
製作費を湯水のように使ったとされるあのドラマでさえ、現時点では14％程度。
むしろ、ドラマに限らず視聴率そのものが下がってきているようだ。

『この素晴らしい世界』は現在3％程度で、昔であれば打ち切りもありえたかもしれないが、他局含めてドラマ全体が似た水準なので、おそらく最後まで放送されるのでは、と思う。

ただ、脚本担当が専門の方ではないとわかったうえで観ると、少々「？」と思う個所もある。（以下、微ネタバレ）

前提として、主人公は大女優とそっくりなわけだが、今のところ、「あなた女優の若菜絹代にそっくりね」という人はいない。そもそも本人ですら、この事態に巻き込まれるまではまったく気が付いていなかった。
さらに、全体的にはコメディーなのだが、ところどころサスペンス風のシーンが挿入され、「そういう話」なのかと身構えると、翌週は、「そこまで深刻な話ではありませんでした」とリセットされるので、どう受け止めていいのか戸惑う部分も大いにある。

あと、話が若干詰め込み過ぎのような……。

それでも、最近少なくなった大人向けコメディー（？）ドラマは貴重。
視聴率とは関係なく、今後も観続けていきたい。

あと、個人的な好みで言えば、「さぁ視聴率を獲りに行くぜっ！」といったギラギラした話は苦手。
みんながみんなジャニタレや、スケールがやたらとデカい話を求めているわけではない。
僕が書く話からもそれが伝わるだろうか。

さて、では次回作に取り掛か

取り掛

えー

まだ取り掛かったばかりだから

ね。

（おわり）