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ゴマ油塗ったら、皮膚がよみがえった

地球のおばちゃんが、肘、膝、かかとにゴマ油を塗ったら、皮膚がよみがえったという話です。
記事の前半は、ゴマ油を塗るきっかけになった、アーユルヴェーダのオイルマッサージの説明。後半には体験談を書きます。

【アーユルヴェーダのオイルマッサージについて】
2020年に『アーユルヴェーダ・セルフケア・アドバイザー』の講座を受けました。コロナ禍だったので、9か月間オンラインでの開催でした。

アーユルヴェーダは、約5000年前に古代インドで発祥した伝統医学です。歴史をさかのぼると日本の漢方医学とつながっています。インド(アーユルヴェーダ)➡中国(中医学)➡日本(漢方医学)

アーユルヴェーダの訳は「生命科学」です。「アーユス(寿命/生命)」と「ヴェーダ(知識/真理)」の単語から成ります。
定義は生き方に関わる医学で「幸福と不幸、有益と無益、長寿に役立つものとそうでないもの」の智恵を知らしてくれます。
目的は「健康な人の健康をまもり、病人の病気を鎮静すること」です。病気を治療することだけでなく、予防に重きを置いています。

講座内容のひとつ、「皮膚の健康法」でアビヤンガ(オイルによる全身ケア)を学びました。
古典書には、次のことが書かれているそうです。
『乾燥した木も油を塗って火で温めるとゆっくりと曲がるのだから、硬くなった手足もオイルを塗って温めるとゆっくり元の状態に戻る』

・足に塗ると・・・
『足(足首から先)へのオイルマッサージを常とすることにより、皮膚の荒れ、足の硬直、カサカサ、疲れ、しびれは治まる』

・おまけに目にもいい
『足の中央に、長い形をした2本の経絡があるが、この経絡は非常によく目の内部に達している。この経絡を通じて足に行ったオイルマッサージは、目に良効を及ぼす』

・頭に塗ると・・・
『常にごま油を頭部に塗る人には頭痛は生じないし、禿頭にも白髪にもならず、脱毛することもない。頭蓋骨の力はとりわけ強くなる。毛髪は、その根がしっかりし、長く黒くなる。感覚器官は適切に働き、顔の皮膚が輝くようにきれいになる。頭部にごま油を塗ることにより、安眠と快感を得るであろう』

これら以外にもオイルによる、耳(点耳)、鼻(点鼻)、口腔(うがい)の健康法もありました。

【皮膚がよみがえった話】
当時、私の膝は角質が硬く黒ずんでいました。肘も同様で、自分でも「素肌は恥ずかしくて出されへん。なんとかしなくては」と、努力してました。
ネットで角質取りの方法を調べ、グッズやクリーム、洗浄剤など試していました。それが良くなかったのか、ますます皮膚がガサガサに・・・

行き着けのスポーツジムでサウナに入っていると、向いに座っている方から「こけたん?」と心配そうに言われたことも。こけて青タンになってると思われたのです。他にも年輩の方から「膝よう洗わなあかんで」と洗い方を丁寧にして教えてもらったり。見かねて声かけてくれたんですね。
肘も同じで半袖を着るのが恥ずかしく、夏でも肘が隠れる袖丈のものを着てました。そしてかかとも。ひび割れができてしょっちゅう足ヤスリでこすってました。
試行錯誤した結果、最終的にたどり着いたのがワセリンです。でもベタベタして服に着くし、皮膚に浸透する感覚は得られませんでした。

そんな時、アーユルヴェーダでオイルマッサージを習いさっそくやってみました。最初はお風呂上りにゴマ油を塗って、その上にワセリンを重ねました。するとワセリンがよく伸びます。イイ感じ・・・
オイルマッサージといっても、私はだた塗るだけ。膝から足先全体。肘から手先。鎖骨から顔。
めんどくさがりの私ですが、オイルを塗る時に肌のすべりが気持ちいいのと、しっとり感が持続してくれるのとで、毎日お風呂あがりに続けることができました。日を重ねるごとに、皮膚が元気を取り戻しました。ワセリンも使わなくなり、ゴマ油のみになりました。
顔のほうもゴマ油がメインとなり基礎化粧品は買わなくなりました。

〇良かったこと4つ
①肘膝の角質や黒ずみがとれて、皮膚が元気になった。
②かかとひび割れがなくなり、皮膚が柔らかくなった。
③足の爪の乾燥がなくなった。
④お金がかからなくなった(保湿剤など買わなくなった)

私が使っているのは、マルホン太白胡麻油(無臭の透明の方)です。お徳用の1650gを購入、2300円で3ヶ月持ちます。

ヨガ教室では、同じような悩みでお困りの方がいたら、この方法を①と②の理由でおススメしてます。
①原材料が食用ごま油(国産)安全な食品であること。市販品には、いろいろな化学的な成分が含まれています。 ②もし自分の皮膚に合わなかったり効果がなくても、料理に使えるので無駄にはなりません。

ちまたでは肌にオイルを塗る習慣がないので、「後は洗うの?」とか「塗ったまま?」と聞かれたりしますが、最初の方に記載した文章によれば、
『乾燥した木も油を塗って火で温めるとゆっくりと曲がるのだから、硬くなった手足もオイルを塗って温めるとゆっくり元の状態に戻る』
とありますので、オイルを内部に浸透させることが大事なんだと思います。

ヨガを通してアーユルヴェーダの学びにつながりました。大昔のアーユルヴェーダ先生、そして現在まで伝授してくださった先輩方、
助かってます、ありがとうございました!


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