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STEM教育ってお金かけないとできないの?

はじめに

最近、STEM教育に関する記事などに注目しているのですが、いくつかの記事だと「ロボットが作れる」「プログラミングもできる」などと合わせて、数十万円もするグッズへのリンクが貼られていたりします。

いや、そうやって紹介されるものなのですから、きっと良いものなのでしょうが、STEM教育とは文字通り「教育」であり、一朝一夕にはいかないものなのですから、そんなに高額なものだと続かないのではないかということを恐れています。

というわけで、「お金かけなくても、続けられるSTEM教育を探していかないといけないよね」ということを考えています。

子どもが好きなことは「シンプルで飽きないこと」

いくら子どもにプログラミングなどを教えようとしても、ちょっと複雑になるともう飽きてしまうようです。

それは「わからないから飽きる」のか、「別に面白そうなことが周りにあるから飽きる」のか…理由は色々ですが、ともかく飽きてしまう。なので、飽きないことを第一に考える。で、飽きさせないためには、シンプルであることが重要。

すなわち、STEM教育を続けるためには、プログラミングがどうの、科学的にどうのという以前に、まず「シンプルで飽きない教育」であることが最重要課題なのではないかと思えてきました。

でも、よく考えたら「シンプルで飽きないこと」は金かけなくてもできるんじゃないでしょうか?

100均でもできるSTEM教育?

よく考えたら、STEM教育って、ロボットやプログラミングができることを指すわけではありません。

Sは「サイエンス」のS。ですから、科学的ならなんでもよいはずなのです(脚注※1)

たとえば、Can☆Doさんの「恐竜の化石」シリーズ。

石をガンガン叩いて、ブラシで掃いていくだけのシンプルさ(脚注※2)。これで、恐竜が発掘について会話ができたらしめたものです。

そして、Can☆Doさんで売っているということは、こちら100円になります。STEM教育の相場(?)からすると、ずっと安い(笑)

おわりに

「恐竜の化石」は、子どもの方が先に見つけました。

「我が家の子どもは恐竜が好きなので、恐竜グッズをうまく活用できないか?」などと親が考えるまでもなく、子どもが勝手に見つけていたのです。

要は、そうやって見つけてきた、子どもの関心ごとをいかにSTEMのような将来活用できそうなことに結び付けてやるかを(さりげなく)考えてあげることが教育なのではないかと思えるのです。

(この項おわり)

脚注

(注1)ロボットやプログラミングは、むしろTechnologyやEngineeringの方ですよね。

(注2)粉がかなり出ますので、その点だけは要注意…

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