アトキンソン氏の代名詞的フレーズである「生産性」とは、企業経営者に対する生産性を指している

アトキンソン氏に対する日本人の嫌悪は、ゴーン氏に対する嫌悪と同じで、外国人嫌いを表しているに過ぎない。
アトキンソン氏は的確に、日本の経済悪化を見ている。彼は大きな問題は人口減少だと見ている。
そして、アトキンソン氏は日本企業の財務を中心にコンサルタントし、経営者へ、具体的に改善点を述べると、経営者からは、君は、イギリス人だからわかってないようだが、ここは、日本で日本には日本のやり方がある、と反発

アトキンソン氏を誤解している日本人

アトキンソン氏が、菅義偉政権のブレーンにいるというだけで、勝手に金融マフィア扱いしたり、その一方で竹中平蔵関係者だと、相も変わらず日本人の二者択一しかできない頭の悪さが発揮された投稿がSNSを闊歩しています。しかし、アトキンソン氏は常識的な財務コンサルティングです。日本好きが高じて日本企業へのコンサルティングをしたら、あまりにも経営者がバカなので、ショックを受けたそうです。極め付けが、大銀行の頭取

中小企業は、経営が厳しいと言って、労働者に有給はとらせない、サービス残業は、当たり前、社長は愛人は作る、パワハラは多い。そして、自民党の支持母体だから、むやみやたらに潰してよし。
だから、私はアトキンソンが中小企業を半分に減らす、ということには、むしろ、歓迎しています。

新型コロナウイルスが理由で生活に行き詰まった人が生活保護ではなく、社会福祉協議会の緊急小口資金を利用するのは、生活保護への忌避だからではない　

新型コロナウイルス感染拡大で急遽、会社を休まされたり、解雇されたりする人が増え、社会福祉協議会の緊急小口資金や生活総合支援資金を利用する人が増えている。貸付だから、生活保護が良いではないか、と言われそうである。生活保護を利用しないのは、生活保護に対する忌避があるからではないという者までいる。
しかし、その見方は、実態からかけ離れている。
生活保護を受給するには、様々な要件があり、例えば、家賃が、住

ブラック企業のブラックは、借金して、ブラックリストにされる債務者から取られています。携帯ブラックとか、サラ金ブラックとか、ローンブラックとか、様々なブラックがあります、そのブラックからブラック企業の名前は生まれた。しかし、黒人差別ではないか、という意見は当然、おきますね。

問題は、日本企業は、その仕事をしたから賃金を払うという仕組みになっていないことである。一般就労の一括採用で入社した正社員と呼ばれる層は、そのときにやらされた仕事ではなく、潜在能力に支払っている。日本企業の賃金の捉え方が歪んでいるのだ。