交通事故で交差点出会い頭、のような形態は典型的形態の一つと言えますが、自転車VS四輪車では近年、かなり自転車に厳しい対応を取る保険会社が増えたように感じます。裁判でも自転車の不法、不当な走行に厳しい判断が下されることが多くなってきていますからそういった流れを汲んでいるということでしょう。（厳しい、とは言っても要は“車両“として取り扱われるようになってきた、というだけなのですが）
冒頭に掲げた交差点出会い頭で自転車VS四輪車のケース、たとえば自転車側に一時不停止があったり四輪車側の道路に明白な優先性が認められるケースでは50：50、あるいはそれ以上に大きい過失を自転車側が負うべきであると考え、自転車側に負傷がある場合に自賠責保険被害者請求を求めてくる保険会社等も増えている印象です。
このこと自体は私は適切であると考えます。だいぶ整理されてきてはいますがいまだにルールを守れない自転車が多く見受けられます。当たり前の顔をして歩道を走行し、一時停止も何もなく自分勝手に走行するような自転車には当然に大きな過失責任が生じる。これは正しいことです。しかし、中には適正にルールを守っていたにも関わらず事故が生じてしまうケースももちろんあり、そういった場合の自転車乗員は保護されて然るべきなのですが、ドラレコを装着している自転車はそうそうおらず、自身の運転動作が適正であったことを証明できないために自転車側の交通違反があったのだと決めつけて被害者請求を保険会社が求めてくる保険会社も無いとは言えません。（以前にうちの従業員がやられていました）

これを争うのに弁護士を入れることは果たして適当でしょうか。私は決しておすすめしません。怪我の内容にも寄りますが一般的な通院加療で治る範囲内の怪我である場合、弁護士に委任してしまうと費用倒れになる可能性があります。自身で交通事故もカバーできるような弁護士保険に入っていたり、車の保険の付帯サービスとしてベン特を使用できるケースならば費用の心配は不要ですが、事故の規模としては小さなものであっても弁護士が入れば解決までにそれなりの時間を要しますし、「相手方との交渉も全てお任せする」という弁護士委任の特性上、受任した弁護士との相性問題や弁護士の知識量の当たり外れの問題がついてまわります。このNOTEで何度も書いていますが、「全ての弁護士が交通事故のエキスパートではありません」。中には、被害者請求なんか一度もやったことがないような弁護士もおります。

一般的な通院加療での完治が見込めるような交通事故の場合、多くの当事者の方が「1日も早く非日常である交通事故の騒ぎを終わらせたい」と考えます。多くのエネルギーを要する交通事故対応、弁護士に委任すれば半年〜1年の時間がかかることもしばしばです。交通事故のプロである「交通事故処理コンサルタント」にご依頼をいただければ治療状況のアドバイス〜被害者請求までワンパッケージ、最短で終了するようにご案内いたします。弁護士のように相手方と争うことは行政書士では出来ません。その分、迅速に書類作成し直ちに被害者請求を行うことで、最低限交通事故の補償を自賠責保険から回収いたします。まずは弊所にお任せいただき「最低限の回収」。その後、その内容では納得できず「まだ争いたい」という場合にそれから弁護士を委任することももちろん出来ます。（経験上、自身にも過失があるような交通事故のケースでは自賠責保険の回収でご納得されています）

交通事故において自賠責保険被害者請求を要請されるパターンの一つを今回は紹介いたしました。交通事故でお困りの際、最終的に弁護士を依頼される場合でもまずはお気軽にご相談ください。交通事故のプロ、交通事故処理コンサルタントがご相談に応じます。（ネット上、お電話での相談は無料です）

行政書士の東浦でした。