行政書士/交通事故処理コンサルタント/N.E.YERS代表- 東浦卓也

タクシー会社での事故処理実務、新任採用・養成業務と並行して行政書士&交通事故の…

行政書士/交通事故処理コンサルタント/N.E.YERS代表- 東浦卓也

タクシー会社での事故処理実務、新任採用・養成業務と並行して行政書士&交通事故の「困った」「どうしよう」を解決する交通事故処理コンサルタント、そして創作事務所N.E.YERS代表として活動中! http://jikogakari-gyouseisyoshi.tokyo/

最近の記事

自賠責保険と責任割合

お疲れ様です。 ※今回はタクシーー会社等の事故処理実務者向けの内容です。行政書士がこの部分まで立ち入って事故処理をしてしまうと業際問題です。というかアウトですのでご注意いただきたいと思います。私も行政書士としての立場ではこのような責任割合で争いのあるような案件を引き受けることは一切しておりません。 交通事故では双方に過失がある場合、その過失の割合によって損害賠償を決定していくことになります。今回は実務上どんな感じで処理をしているのかを簡単にご説明いたします。 1.まずは物

    • お金の1年生、始まる

      東浦です。 ネイヤーズの新しいテーマとして今回お金をピックアップ。マネーです。大事です。20代の頃はあんまりその辺りがわかっていなかった。だから第1期ネイヤーズはあっさり撤退となりました。しっかり勉強して、今後ネイヤーズにしか出来ないことをじっくりやっていきたい。そのためにもお金、資金はめっちゃ大事です。だったらコンテンツにしてしまえばいいじゃないか、というわけです。お金、分かっているようでよく分からない、実に身近で奥ゆかしいあいつ。気がつけばいなくなっているあいつ。。。日常

      • 現代詩:レゴリスの見る夢、その続き

        遠い空の彼方で砂礫は眠る それはかつての誰かの定め 古き時代の夢を見る 日々、僅かずつ分たれる 彼らは定めを理解している そうあれと作られている 古き時代の夢を見る 彼方より運ばれた頃の夢 定めを与えられた頃の夢 衝撃と、残響と、定め そして浮遊感 日々、僅かずつ分たれる その定めを受け入れている 灼熱に焦がされながら 凍りつく足元を見つめながら 日々、僅かずつ分たれる 遠い空の彼方で砂礫は眠る それはかつての誰かの定め 古き時代の夢を見る

        • 柔道整復師(接骨院・整骨院)と交通事故処理

          お疲れ様です。交通事故の仕事をしていると避けて通れない存在「接骨院・整骨院」(以下、柔整)。保険会社は極端に嫌い、自賠責保険を主戦場にしているような行政書士なんかですと柔整との連携あってこそ、のようなところもあるようです。そんな柔整、交通事故の保険上の扱いはどうなっているのでしょうか。 =自賠責保険的にはOK(例外あり)= 以前までとは異なり、現在の自賠責保険の扱い上、柔整利用は原則OKです。もちろんそこにはルールがあり、まず第一に整形外科が先。これは絶対です。先に柔整は

          自賠責保険、まずはその入口を見てみましょう!

          お疲れ様です。今回は自賠責の基本的な形をざっとおさらいしていきましょう。  自賠責保険はご存知のように人身にしか使えない保険です。強制保険で、車やバイクを買ったら必ず加入する。これは法律でそのように定められています。趣旨としては最低限の被害者救済保険がまず第一に挙げられます。「お金がないから保険には入っていません。事故は起こしましたが損害賠償ができません」はもちろん法律的に許されないことですが、それでも、「無いものは払えない。差し押さえでもなんでもどうぞ」なんて開き直られて

          自賠責保険、まずはその入口を見てみましょう!

          交通事故分析ー進路変更? 直近左折?

          行政書士の東浦です。さて、今回はタクシー会社の方で対応している交通事故について解説&検討をしてみたいと思います。相手方保険会社と思いっきりバチバチ中の案件につき、「争いのある」案件、つまり行政書士としては請け負えないやつですね。今回は兼業である自社タクシー会社の案件なので思う存分バチバチやっております。まずは事故の概要から! 絵が酷いのはあまり気にしてはいけません。と言うことで本件交通事故を少し検討してみます。本件交通事故で問題になるのはまず判例タイムズ的に見た時にこれは「

          N.E.YERS再開に向けて

          行政書士東浦です。今のところ僕は行政書士ではあるけれど同時に雇われの勤め人でもあるわけです。5月〜は自分が職務執行社員になる合同会社を一つ立ち上げます。今の勤務先のボスが代表社員になるのでこれもまた、勤め人としての1形態と言えるかもしれませんが実体的には全ての業務を私が一人で行うので、金の出所が別にある個人事業に近いかもしれません。扱うのは損害保険。自分の勤務先のタクシー会社で新規に自家用車(中古)の販売事業を始めるにあたって保険の取り扱いも同時に開始する必要がありこのような

          行政書士andタクシー会社事故処理屋の作業環境

          作業を行う環境という言い方をしてしまうと労働安全・衛生、そんな話のようにも見えてしまうが、もっと簡単な話でつまりは機器構成について、である。 僕の機器構成 MacBook Air(M2)--------------------MacBook(2017) | | |ーーiPhone 14pro,iPad mini(6),iPad p

          行政書士andタクシー会社事故処理屋の作業環境

          事故が起きた時にするべきこと

          東浦です。交通事故がいざ発生。その時に何をするべきか、という話題です。うちの乗務員さん達にも日頃から伝えていますが、まずは何をするよりも先に関係先への通報! これ以外の選択肢はありません。110番、119番を直ちに行うことが何よりも重要です。(119番はいうまでもありませんが必要な場合のみです。110番はどのような軽微な事故でも必ず行います) 警察への通報に際して重要であるのは「110通報」を行うことです。うちでも絶対に禁止にしているのは「最寄りの交番への直接通報」。これは

          東浦事務所チラシができました。

          「過失が大きいので被害者請求してください」

          交通事故で交差点出会い頭、のような形態は典型的形態の一つと言えますが、自転車VS四輪車では近年、かなり自転車に厳しい対応を取る保険会社が増えたように感じます。裁判でも自転車の不法、不当な走行に厳しい判断が下されることが多くなってきていますからそういった流れを汲んでいるということでしょう。(厳しい、とは言っても要は“車両“として取り扱われるようになってきた、というだけなのですが) 冒頭に掲げた交差点出会い頭で自転車VS四輪車のケース、たとえば自転車側に一時不停止があったり四輪車

          「過失が大きいので被害者請求してください」

          会社を作ります、他

          東浦です。行政書士であったりタクシー会社の事故処理屋であったり求人採用に養成に、と我ながら何者なのかよく分からないことになっておりますが、予定通り行けば合同会社を一つ立ち上げることになります。多分、今年の5月くらい。同時期に始まる会社の仕事とオプションみたいな感じなので「一念発起、会社作る!」と言うわけではないのですが、名刺がおそらく4種類になります。なきゃダメなんですかね、名刺。実際問題、その人の連絡先さえわかれば名刺の用は足りるのです。それだとやっぱりEightみたいな形

          弁護士に交通事故を委任しないほうが良いパターン1

          今回は、行政書士としてではなく交通事故処理を生業とする者としての経験から、「弁護士に交通事故を依頼しないほうが良いパターン」を順次紹介します。まぜ前提条件からお話すると、交通事故は”弁護士に依頼すべき”ものとそうでないものがはっきりと存在します。弁護士は訴訟やそれに向けての訴訟外での交渉のプロフェッショナルですが、多くの場合”交通事故の専門家”ではありません。また、交通事故を専門的に取り扱っている弁護士であってもそのおそらく半数程度は細かな保険のルールにまでは精通していません

          弁護士に交通事故を委任しないほうが良いパターン1

          タクシーと行政書士と私−3

          前回記事で少し予告をしましたが今回はタクシーを生業にした場合のデメリットについて、ですね。もちろん、どんな仕事にもメリット、デメリットがあります。それはコインの表裏のようなものなので、私個人としてはあまり気にする必要はないのかなと思っていますが、そういうわけにはいかないとお考えの方もあるかと思いますのでいくつか紹介してみましょう。 ・ローン等が通りづらくなる? これはよく聞かれますが必ずしもそう、とは言えませんのでご安心ください。タクシードライバーであるというだけで不当な扱

          行政書士に頼むべき交通事故とそうでない交通事故はなにが違う?

          交通事故と一言で言ってもその中身は一件ごとにそれぞれ異なるのは言うまでもないところかと思います。行政書士が依頼をお受けすることができるのはいわゆる自賠責保険被害者請求ということになりますが、これもまた、その背景は色々です。行政書士に頼むべきケース、そうでないケースがありますので今回の記事ではそのあたりをご紹介して参ります。 その事故、治療は済んでますか? とても簡単に表現してしまうと、治療が継続している案件であるならば、自身の過失状況や交通事故の内容から自賠責保険回収を前

          行政書士に頼むべき交通事故とそうでない交通事故はなにが違う?

          事例紹介:相手方が賠償を拒絶している交通事故

          <PR> 行政書士 東浦事務所は交通事故処理コンサルタント業務に自信ありの専門的行政書士事務所です。交通事故の困った、参った、めんどくせぇ!なんでもご相談ください。 ※上リンクはフォームへ直接ジャンプします。行政書士事務所のウェブサイトをご覧になりたい方はこちらをご確認ください。 交通事故において、双方に過失があるケースにおいては通常、保険会社同士の話し合いの中で示談解決に向けて交渉していくことになる……のですが、現実的にはなかなか、「通常」という形にはならないのが現実です

          事例紹介:相手方が賠償を拒絶している交通事故