過去に採用を見送った人の話

どうも。
東野京(ひがしのみやこ)です。

前々職ではパートやアルバイトの面接を実施する機会がありました。

今回はそこで採用を見送った人についての話を記していきたいと思います。




前々職について

前々職は少し大きめのリサイクルショップでした。

様々な商材を取り扱っていて、敷地面積は1000坪程だったと思います。
(会社の公表値であり、本当に1000坪あったかは定かではありません)

配属された店舗のオープン時から在籍しており、最終的には店舗の責任者になっていました。

新卒で入社してから約5年勤めていて、面接自体は2〜3年目くらいから実施していたと思います。

良くない意味で中々に凄い企業でしたが、前々職のあれこれはこれまでの記事で散々触れてきているので今回は割愛します。


応募や面接について

当時の就業先は24時間営業で大型の店舗の為、従業員はいくらいても足りませんでした。

その為、面接の機会はそれなりに多かったです。

社員・アルバイト・パートで数十人(内職も含めると百人近く)の雇用があったものの、離職率が高かった為、常に求人をかけているような状態でした。

応募があればすぐに面接を行い、少しでも良さそうな人なら即確保というのが常でした。

喉から手が出る程に人が欲しくても、何でもかんでも採れば良いという訳ではありません。

合わない人やすぐに辞めてしまいそうな人、そもそも能力に問題がありそうな人等を採用してしまってはお互い不幸になります。

面接後の諸々の手続きや研修に費やした時間等の工数を丸々ドブに捨てる事になるので、そうなりそうな人は採らないに限ります。

なので、出来る限りの人となりを確認しようという意気込みで面接に臨んでいました。

志望動機についても訊くようにしていましたが、志望動機で落としたことはほとんどありませんでした。

「家が近い」とか「お金が必要」等は働く理由として全く問題が有りませんし、「取扱商材が好き」というような動機であればその興味や知識を存分に活かしてほしいという前向きな評価になっていました。


とは言っても志望動機は正直に言えば良いというものではない

先程「志望動機で落としたことはほとんどありませんでした」と言ってしまいましたが、そのほとんどから漏れたケースがあります。

ある時、夜の時間帯に働きたいという応募があり、面接を行いました。

派遣会社で社員として働いているらしく、ダブルワークという形になります。

この時点で少し嫌な予感はしていました。

ダブルワークの時点で上手くいかない(=すぐに辞めてしまう)事例が多かった為です。

続くパターンでもアルバイト×アルバイトのダブルワークで、正社員との掛け持ちは上手くいった例がありません。

その後、応募してきた方の志望動機を聴いたのですが、それにより不採用に一気に傾きました。

応募者の方が口にした志望動機は以下の通りです。
「副業として背取りをやりたくて、その知識を学びたいからです。学び終えるまでの間、働かせてください」

要約するとお給料を貰いつつ効率よく転売ヤーになりたい。教わったらすぐ辞めるけどよろしくね。という内容です。

開いた口が塞がらないとはまさにこのことでした。

彼は真っ直ぐな眼差しで目を輝かせながら語っていました。

本気のようですし裏表の無い性格なのでしょう。

派遣会社の方なので期間限定の就労が当たり前になっているのかもしれません。

すぐに辞める前提の人間を雇うメリットが有りません。

覚えたら辞めるなら教えるだけ無駄ですし、賃金を支払って転売ヤーを生み出すなんてどう考えてもおかしな話です。

副業とか言ってますがそこで得た収益を申告する事なんて絶対にないでしょう。

一定以上の所得を上げているのに確定申告をしていない転売ヤーなんて皆脱税で掴まれば良いのにと思ってしまいます。

勿論不採用にしました。
その後その方がどうなったかは知る由もないところです。


派遣会社への偏見

現職では派遣社員にも就業いただいており、その関係で派遣元の社員の方と接する機会が定期的に発生します。

これは完全に偏見になると思うのですが、派遣会社の社員の方って少しユニークな方が多いように思います。

数社しか関わりがなく、数名しか会った事がないのでデータとして偏りが多く偶々そういう人にばかり当たっているだけかもしれませんが……。

派遣スタッフと派遣先との間に挟まれて大変な面もあるのでしょうが、ちゃんとして欲しいなと思うこともしばしばです。

先日とある派遣会社との交渉事があった際に先方が提示してきた数字が正しくなかった時には辟易してしまいました。

私も取引先からそう思われたりしないように気を付けなければと思えたので、良い反面教師だったかもしれません。


おわりに

現職は人の入れ替わりは多くなかったのですが、この先数年もすると定年退職の方が複数出てきてしまうので入れ替わりが必須になってきます。

新規の採用や教育は勿論ですが、既存の面々の底上げなど課題が山積みになりそうです。

頑張った先に良いことがあると信じて頑張ります。

最後までお目通し下さった方、ありがとうございます。
またどこかでお目にかかれたら幸いです。

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