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元作詞家の「おススメ•LADIES' POP ①」

 私は女性アーティストたちが聴かせてくれる、時に軽快で、そして時には切ない数々の名曲をこよなく愛するファンの一人です。主に70年代終盤から90年代初頭にかけての作品です。同時期にはシティーポップと呼ばれ、未だ多くの人々に愛されるジャンルが存在しますが、それも含めて、もう少し裾野を広げた選曲になります。

 日本人の感覚に刺さるメロディーに、ロマンチックでドラマのある詞が乗る、何とも〝気分〟にしてくれる楽曲たちです。
そして洗練された(お洒落という表現は敢えて避けます)厚みのあるアレンジにも泣かされます。古い楽曲が並びますが、どれも時代に左右されず未だ色褪せない、上質な出来栄えに感激です。私は、ヘッドホンでそれらを聴きながら感傷に浸る時間が特別好きです。昔、お気に入りのオムニバステープを作った感覚で、プレーリストに纏めています。

 今後そこから私のお勧め楽曲をご紹介してゆこうと思います。今回はその第一弾です。

♬ 涙のステップ

須藤 薫

1982年発表、彼女の3枚目のアルバム「AMAZING TOYS」に収まる名曲です。彼女の評価は業界関係者からもかなり高く、この頃からアメリカン•カレッジ風なアレンジイメージが定着し、参加スタッフも、杉真理、松任谷正隆、来生たかお…と超豪華でした。

1982/4/21 オリジナルリリース「AMAZING TOYS」
SONY RECORD

大学の卒業ダンスパーティーでしょうか?
失恋とダンスを掛けて、何とも切ない女心を悲しく唄っています。

恋もダンスのように
いつの日か終わるけど
忘れてしまわないで
涙のステップ

天国の薫さん、名曲を有難うございました。
泣かせるサビです。
是非ご試聴下さい。

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