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MY FAVORITE SONGS(私は音楽でできている)

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私にとって音楽はずっと、こころの擦り傷や切り傷によく効く軟膏のような存在でした。多くはもう人々から忘れられた歌(音楽)について、かすかな記憶をたどり、調べたりしながら綴ります。
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記事一覧

122 Judy Collins ☆ Both Sides Now

【MY FAVORITE SONGS 122(私は音楽でできている)】  子どもや若者を描いた映画が好物です…

ヒゲリン
9か月前

121  Michael Jackson ☆ Heal the World

【MY FAVORITE SONGS 123(私は音楽でできている)】  ときどきくたびれて覗かないときもあ…

ヒゲリン
10か月前

120 青い山脈 ☆ 藤山一郎・奈良光枝

【MY FAVORITE SONGS 120(私は音楽でできている)】  戦後たくさんの青春小説を著わした石…

ヒゲリン
1年前
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119 Louis Armstrong ☆ What A Wonderful World

【MY FAVORITE SONGS 119(私は音楽でできている)】  「What A Wonderful World」のように…

ヒゲリン
1年前

118 中村あゆみ ☆ 翼の折れたエンジェル

【MY FAVORITE SONGS 118(私は音楽でできている)】  「翼の折れたエンジェル」は、日清カ…

ヒゲリン
1年前

117 Marilyn Monroe ☆ River Of No Return

 【MY FAVORITE SONGS 117(私は音楽でできている)】  マリリン・モンローさんは1950年代…

ヒゲリン
1年前
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再生

116 弘田三枝子 ☆ 砂に消えた涙

【MY FAVORITE SONGS 116(私は音楽でできている)】  前回の東京オリンピックが開かれた1964年のヒット曲です。原曲はイタリアの人気歌手ミーナ・マッツィーニさんの歌です。小学3年生だった私は、おそらくラジオ(もしかしたらテレビの歌番組だったかも)から聞こえてきた弘田三枝子さんのパワーボイスに突然雷に打たれたようにやられてしまいました。何とか歌詞をメモしようとしたりしました。その頃から、お調子者のおバカだったのです。  弘田三枝子さんにはたくさんのカヴァーのヒット曲があります。「子供ぢゃないの」「すてきな16才」「ヴァケーション」「渚のデイト」「悲しきハート」「夢みるシャンソン人形」などがありますが、私なんかには、どれもどれも原曲を凌ぐ力のある作品だと思います。みんな大好きですね。  戦後のポップス系の歌手の定番だった、苦労を重ねながら進駐軍キャンプで活躍して10代前半でデビューしていった話や、海外でも活躍したことなどは、私にとっては大切な彼女のエピソードなのですが、2020年コロナ下亡くなられたことは、とても静かに寂しいことでした。なぜならば、彼女の存在がこの日本社会であまりにも薄い存在になってしまった、と感じたからです。

115 Franck Pourcel / Mr.Lonely(JET STREAM:城達也)

 【MY FAVORITE SONGS 115(私は音楽でできている)】  ボビー・ヴィントンさんの時に続い…

ヒゲリン
1年前
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114 Jake Shimabukuro ☆ Hula Girl

 【MY FAVORITE SONGS 114(私は音楽でできている)】  フラガールを聞くと、なぜか涙がこ…

ヒゲリン
1年前

113 Bud Powell ☆ Cleopatra's Dream

 【MY FAVORITE SONGS 113(私は音楽でできている)】  ジャズピアニストのバド・パウエル…

ヒゲリン
1年前

112 前川陽子とひばり児童合唱団 ☆ ひょっこりひょうたん島

【MY FAVORITE SONGS 112(私は音楽でできている)】  「ひょっこりひょうたん島」は、私が…

ヒゲリン
1年前

111 Paul Mauriat ☆Nocturne(蒼いノクターン)

【MY FAVORITE SONGS 111(私は音楽でできている)】  ポール・モーリア(グランドオーケス…

ヒゲリン
1年前
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110 ペドロ&カプリシャス ☆ 五番街のマリーへ

【MY FAVORITE SONGS 110(私は音楽でできている)】  「ジョニーへの伝言」と、この「五番…

ヒゲリン
1年前
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109 Brenda Lee ☆ If You Love Me really love me(愛の賛歌)

【MY FAVORITE SONGS 109(私は音楽でできている)】  「愛の賛歌」は、エディット・ピアフさんの名曲で、たくさんの人がカヴァーしています。日本では越路吹雪さんが有名ですが、美輪明宏さん、長谷川ひろしさん、岸洋子さん、美川憲一さん、本田美奈子.さん、桑田佳祐さん、宇多田ヒカルさんも歌っておられます。それぞれに情感がこもって味があっていいです。  その中でも私が好きなのは、ブレンダ・リーさんの「愛の賛歌」です。145cmの身長でパンチのある伸びのある歌声は「リトル・ミス・ダイナマイト」と呼ばれたそうですが、なるほどと頷けます。「愛の賛歌」はどちらかというと、情愛をこめて切々と歌う歌のような気もしますが、ブレンダ・リーさんの「愛の賛歌」はまっすぐ上に伸びる感じがあって爽やかです。  確かずっと化粧品のCMとしてテレビで流れていたので、探したのですが、見つけることができませんでした。CMが流れると、それまでの番組の内容にかかわらず、歌の世界が広がって、CMにひきこまれるインパクトがあったと思います。ベースに強い愛を語る歌(詞)の力があって、それをパワフルなブレンダ・リーさんの声が表現して、たくさんの人の心の奥に響いたのではないかと思います。