記事に「#ネタバレ」タグがついています
記事の中で映画、ゲーム、漫画などのネタバレが含まれているかもしれません。気になるかたは注意してお読みください。
見出し画像

「イチケイのカラス」を観て、目先と将来の利益を考えた。

『イチケイのカラス』を観てきました。
ドラマは観ていませんでしたが、映画の予告が気になっていました。
公開直前スペシャルを観て、更に気になったので行ってきました。

「目先の利益と将来の利益」をテーマにお話します。

※ネタバレを含みますので、ご注意ください。


『イチケイのカラス』の概要

入間みちおが、東京地方裁判所第3支部第1刑事部(通称:イチケイ)を去って2年。
岡山に異動したみちおが担当することになったのは、主婦が史上最年少防衛大臣・鵜城英二に包丁を突きつけたという傷害事件。事件の背景には、不審点だらけのイージス艦と貨物船の衝突事故があった。だがイージス艦の航海内容は全て国家機密で、みちおの伝家の宝刀「職権発動」が通用しない難敵…!! 一方、坂間千鶴は、裁判官の「他職経験制度」で弁護士に。配属先は奇しくもみちおの隣町…! そこで出会った人権派弁護士・月本信吾とバディを組み、人々の悩みに寄り添う月本に、次第に心惹かれていく…。そんな中、町を支える地元大企業のある疑惑が浮かび上がる――。

2つの事件に隠された、衝撃の真実。それは決して開けてはならない パンドラの箱だった――!? どうする、みちお…!!!?

公式サイト

感想

笑いあり、感動ありで楽しかったです。
この作品で、人それぞれ守りたいものがあって、それに執着しすぎると大きなものを失う場合があると考えさせられました。

弁護士、住民、企業のそれぞれが「守りたいもの」を背負って裁判が繰り広げられました。

弁護士は、真実を明らかにして弁護人を守りたい。
弁護人は、家族を守りたい。
住民は、日々の生活を守りたい。
企業は、利益と従業員を守りたい。

複雑なのは、住民の多くは企業の従業員であること。
すなわち、企業の守りたいものは、従業員≒住民の生活と街の経済とわかる。

何の裁判なのか。
企業が汚染物質を出して、健康被害を起こした人が船の衝突事故を起こす。
その汚染物質を隠蔽するために、住民と企業が協力していた。

街、住民、企業の関係を整理します。

①企業の汚染物質が明るみになると、企業が経営できなくなる
②企業が従業員(住民)を雇えない、またはお給料が払えなくなる
③住民は、生活が苦しくなる。
④住民の購買行動がなくなり、街にお金が回らなくなる
⑤街が苦しくなる。
⑥(T_T)

汚染物質が住民の健康被害を出していたこと。
汚染物質を積んだ船の乗組員が、健康被害で事故を起こしたことで、注目度が高くなった。

企業と住民は日々の生活を守っていたつもりが、自分たちの健康を害するリスクを増大させていた。
診療所の医師は街のために目をつむっていた。

目先の利益を取るか、将来の利益を取るか、ですね。
日々の生活か、健康か。

弁護士は事実を明らかにするために奔走して、この事実にたどり着いてしまた。

住民には、「あなたがこの街に来なければよかった」とまで言われていた。信じた道の先にあったものが、必ずしも大勢の喜びではない現実がありました。

一部の住民があるべき姿に向かおうとしても、大きな力には敵わないシーンもあった。

フィクションでも他人事とは思えない内容でした。

まとめ

『イチケイのカラス』を観て、みんな守りたいものがあると直感的に感じたことをきっかけに思考が広がりました。
守りたいものは目先の利益か、将来の利益か。

見方を変えると、目先の損失を選択して将来の利益を獲得する。
人間は損失を避けたいって、どこかで聞いたことがあります。

「誰のため」に守りたいのかも、重要なのかなと感じました。
子どもがいたいら、将来の利益も意識したかもしれない。



貴重な時間を使って、最後までお読みいただき、ありがとうございました!
スキ、コメントいただけると、励みになります!


日々の出来事を深掘りして、学びにしています。
「1ヶ月前の自分に伝えたいこと」をテーマに発信しています。
あなたの参考になれば嬉しいです。


それでは、また。



自己紹介の記事です。


この記事が参加している募集

映画感想文

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?