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全員移住者の子供達卒園なり

今日は倅の島の幼稚園の卒園式
3年間お世話になった教職員さんも父兄家族もみんな身近な存在の島の幼稚園
今から8年前にこの島にやってきて、当時2歳なりたての娘へ「幼稚園存続のために預けていただけませんか?」島の住人の子供が少人数になり、幼稚園自体の閉鎖も囁かれていた事は知っていた。その時の島の世帯や環境など行政や自治会に尋ねてこのままなら閉鎖という実態が理解できました。しかし専業主婦的な我が家は子供の生活環境に困っていなかったので3歳までは預ける気がないと答えたことを思い出す。これも島暮らしの恩恵であり、都市部ならそうはいかないでしょうね。

その後島への私のアプローチの移住対象者は「若者夫婦・シングルマザー」などで、若者世帯が生活できる環境に変えなければいけないと訴え、島暮らしと都市部の生活との比較やメリットなど話、島外の若い世代の知り合いに直接移住を勧め、着実に増やすことをしてきた。移住後すぐに当初7名の移住者迎入れ、その後めでたく結婚し子供が生まれた家族が4家族。
7+4+4=15人の人口増を3年で達成。
この3年で島を離れる島民や高齢者の死亡など人口は減ってますが自然現象と捉えています。
2021年現在私の個人的なつながりでこの島に縁もゆかりもない移住グループ人口は21人、島の人口約300人、その後若い世代の生活スタイルなど新しい過去を知らない、未来の島へ期待を寄せる若者世代の家族は人口1割を優に超えている。

もともと炭鉱だった人口過密状態から1986年に閉山し、人口が減って過疎化が進んだと世間は見ていますが、私はもともとこの島の人口は150人程度の島だったと明治時代炭鉱が始まる歴史で調べ、今後もまだまだ人口は減っても構わないと思っている。島の面積を考えれば人口はまだ多いとさえ考えている。
その代わり動ける世代への若返りと島の活性化へ勤しむ人口は増えていくと思っている。
時代も変わりネット社会を根底にした場合、むしろこの島は都市部に近い絶好の環境であり、新しい島作りのチャンスとさえ思えて仕方がない。
150人程度で自営業の自由な暮らしの島になれたらいいですね。150人のための仕事(奉仕)でそこそこの暮らし、家族や地域のために時間を使うハッピーアイランド。

なぜ若者が集まるのか・・・・
若者達が楽しく生活している島だと、自然に外の若者が島暮らしに興味を持つようになり、また島から出ようとしていた若い島民も留まって彼らと一緒に島を変えていこうという気持ちにも拍車がかかり、子供が増え始めてます。
80歳が亡くなり、0歳が産まれるという島の若返りも同時に起きています。

今年卒園園児4名は全員島外からの移住者の子供達でした。
そして春の新しい入園児は移住者の子供6名、何十年ぶりかの増加となり、行政も首を傾げるw
これで島の幼稚園の閉鎖など心配の種がなくなっている。

お金も大切な要素ではあるが優先順位は1位ではない。
人を集めようとしても、そこに住む人々が笑顔の生活環境でなければお金主体だけでは増やす事は難しい。

お金が人口増やすのではなく、そこに生活する人が人口を増やす
このことを理解しなければローカルは人口を増やす事はできません。
一時的な助成金ではその後お金が打ち切られたら生活は苦しくなるだけで長続きはしないと感じます。
移住定住と行政は簡単にいうが、人生を左右する環境の提供であり、行政は地方交付税を減らしたくないだけだと感じている。
なぜなら、移住者の人生の責任を放棄し、定住できなかったのは本人の責任になすりつけている。

地道に人口を増やすには、環境の改善と地道に移住してくる若者応援これしか無いと思っています。
高齢者は子供を産まない・・・当たり前ですがw
あなたの住む場所は若者から見て魅力がある先人がいますか?
若者へ理解ある自治や行政が存在していますか?
地域活性化と称して高齢者がイベントしまくったり、定年退職者を移住として引き込んだりしてませんか?
人口増えませんよ、高齢化も止まりもしませんよ。

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