健康系テレビ番組を手放しで信用してはいけない3つの理由
最近、健康・医療関連の問題を扱うテレビ番組が多いですよね。
「名医○○○」
「主治医の○○○」
「健康○○○」
テレビ局の数だけ番組があると言ってもいいかもしれません。
自分に当てはまる!?
なんて思って番組を観ることありませんか?
そういう方は要注意です。
病気の数は20000種類以上
日本医学会で使用されている病名は20000種類を越えています。
さらにその中で原因が分かっているものはごく一部。
膨大な数の中から番組で扱われる病気が自分に当てはまる確率。
低いことは間違いないでしょう。
同じ病名でも症状は様々
番組では、ある症状が出る一つの病気をピックアップします。
例えば膝の痛み。
膝の痛みには、全体が痛い・内側が痛い・じっとしていても痛い・歩くと痛いなど、様々な症状があります。
症状が全く同じでなければ自分に当てはめることはできません。
症状の原因は様々
同じ症状であっても原因は様々です。
例えば膝の痛みであれば、炎症、変形、歩き方、筋力、柔軟性などの原因が考えられます。
(考えられる原因はまだまだありますが。)
症状が全く同じ、原因も全く同じ。
番組で扱われた病気がピッタリ一致するなんて奇跡ですね。
誰が解説・監修しているのか
医師なら病気の専門家ですから信用できる情報である可能性は高いです。
注意が必要なのは、その医師の専門分野かどうか。
例えば、膝の痛みについて内科の医師が解説していれば信頼度は低いと言えます。
時々、整体師が解説している番組を目にしますが、これは問題外です。
(整体師は医療資格ではありません。)
万人に当てはまる治療はない
全ての膝の痛みを治す治療法はありません。
どんな病気にも同じことが言えます。
万人に効く治療は存在しません。
治療のための体操を紹介されることがありますが、全く同じ症状・原因でない限り悪化させるリスクがあります。
参考程度にとどめ、行うのであれば注意が必要です。
まとめ
番組の情報は、一つの可能性であると受け止め、参考程度に留めることをお勧めします。
最近はネタが切れてきたのか、まれな病気を扱っていることもあります。
少しでも不安であれば病院を受診しましょう。
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