短歌研究のハラスメント特集について

ちょっとTwitterでは足りないと思うのでこっちに書きます。
(追記、怖がらせてしまったり配慮の足りない表現があったりして一部直しました。でも本当に言いたいこと、「沈黙してはいけない」ということは変えてないですし、そこをお読みいただけたら幸いです)

「短歌研究」4月号のハラスメント特集は、その準備段階から賛否がありました。賛否があるのはどんなテーマでもあると思うし、それがあってこそ議論が深まると思うので必要なことだと思います。

ただ、否定的な声の大きさに押されて、結果として、短歌の人たち、今回の当事者や関係者となるべき私達が黙ってしまった。やましいことがあるからじゃなくて、絡まれるのが嫌だから。

そのことで、この取り組みに真摯に取り組もうと手を挙げてくれた人たちを放置してしまうことになったし、傷つけてしまったのです。
編集部が守るべきと思うし、特集を組むことに毅然とした態度を取るべきだと思うけど、それと同様に私達の沈黙が今も傷つけ続けていることを反省しています。

私は幸いにハラスメントと無縁だと思ってきたのでメールも出しておらず、偉そうなことを言える立場ではありません。
無縁だと思ってきたことがすでにマジョリティの側であるかもしれず、知らずに加害の側に立っているかもしれないことも今回の特集を通して感じています。

ハラスメント特集を読めて良かったです。そのことだけでも声を大にして言わなくちゃいけない。そんな気持ちで書いています。
もう次の号も出てしまって遅くなったけど、この声が届くといいなと思います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?