NOを言える人になる

【読書記録】014 NOを言える人になる

noteを長らくほったらかしにしてしまいました。。
これまでインスタに投稿していた読書記録を、今後はnoteにつけていこうと思います。

何かを見たり読んだり聞いたりしたときの感想だったり、自分の意見を誰かに伝えるのがとにかく苦手で、この苦手意識を克服していきたいと思って始めた読書記録。
インスタでは今年に入ってから13冊アップしていました。なのでここでは14冊目からのスタートです。

ということで、note1回目の読書記録の投稿はこちらの本です↓

先月本屋で物色していたときに見かけた本。
タイトルに惹かれて「はじめに」のところをパラパラ立ち読みしていたら、「あ、わたしのことだ」と感情移入したのがこちらの部分でした。

なんとなく「生きたくないな」と感じながら生活していた知人は、お気に入りのバンドを見つけ、そのライブに一人で行ったときに、なぜか涙を流すほど癒されたそうです。

彼らが苦しみの末に見つけた「好き」は、おそらく他の誰かのためではない、自分だけに向けられた感情だったのだろうと思います。

高校1年生で好きになった藍坊主というバンドの曲は、歌詞が刺さりすぎて、辛いときに何度も聴いては励まされてきたし、今でもずっとライブに通い続けています。

他にも写真を撮りに行ったり、気になる芸術展にふらっと行ってみたりすることが好きです。そういう自分の「好き」をやっている時間は、自分の世界観を取り戻せる気がしていて、とても大切な時間です。

だからここの部分がすごく共感できました。

そして、この本を読んでこれから自分なりにやっていきたいことを紹介しようと思います。

他人からのラインオーバーに敏感になる

・世界は「自分が責任をもって守るべき領域」と「他人が責任をもって守るべき領域」の二つに、大きく分けることができる。
・「自分と他人の間の境界線をきちんと意識し、守る」ことが大事。
・ラインオーバーとは、他人によって境界線を侵害されること。
・ラインオーバーされやすい人は、ラインオーバーしやすい人でもある。

自分自身、ラインオーバーがどういう状態か、いまいちピンと来ていないのですが、そんな人に向けてまずは、自分の「快・不快」の感覚や、相手とのやりとりの後に感じる「もやもやとした気持ち」に注目しましょう、と書かれています。

・「なんか嫌だな」「悲しい」などといったネガティブな感情を感じたら、「気のせいかもしれない」「自分にも落ち度はあるし」と自分を否定せず、そういう気持ちを感じたことを素直に認め、受け入れる。
・あなたが何らかのネガティブな感情を抱いたという事実は、あなたの領域の中では絶対的に正しいことであり、他の誰にも侵されない「真実」だ。
・相手の言動や相手との関係性にもやもやを感じたら、その段階でラインオーバーされている可能性を考えよう。

「辛い」「しんどい」と思うとき、「でも大して自分は頑張ってないし」「あの頃に比べたらまし」とか自分が感じた気持ちを否定しがちです。
でも、「辛い」「しんどい」と感じたことは事実なのだから、それは認めていいんだなと思えました。

そういうもやもやした気持ちを、ノートや手帳に書くことで可視化していきたいです。
そうすることで、自分がどういうことに対して嫌だと思うのか、逆に何を心地よいと感じるのかが分かってくるんだと思いました。

「だから私はダメなんだ病(DWD病)」を治療して、自分の物語を歩く

実は去年の10月から臨床心理士の方がやっているカウンセリングに通っています。
そこで認知行動療法を何度かやってみたところ、何か失敗した、悲しいと感じた時に、「私はダメな人間だからうまくいかないんだ」という考えがすぐに浮かんでしまうということが分かりました。

・「人生」という物語には、「出来事」の部分と「解釈」の部分がある。
・どんなに素晴らしい出来事も、その解釈がネガティブであれば価値はゼロになり、どんな努力も無駄になってしまう。
・DWD病の人は、ありのままの自分を肯定することができない。
・自分では「失敗だ」と思っていることについて、信頼している相手に話してみると、「それ別に失敗じゃないよね?」「いい経験をしたね」と言ってもらえたり、気づきや指摘が得られるかもしれない。
・また、「他の人に自分の『失敗』や自分の欠点について話し、受け入れてもらう」ことができれば、それだけで人は救われるし、少しずつ自分を肯定できるようになる

人に悩みや失敗を話すことがすごく苦手で、これまでを振り返ってみると、親にも言えないし、友達にも言えませんでした。

それは「こんなことで悩んでるの?」と思われたら恥ずかしいという、プライドみたいなものが邪魔をしてしまうからだなーと思います。

今はカウンセリングに通っているので、臨床心理士さんには話がまだできています。
でもいつかは卒業するときが来ると思うので、もっと周りの人に相談していきたいです。

ただ、私は「失敗」と思うと、そこから「だから私はダメなんだ」で思考を終わらせてしまうので、「じゃあどうすれば良かったのか」と改善策を自分なりに考えてみたり、逆にどうしようもないことなら「まぁいっか」と思えることも大事なのかなと思います。

そのためには、やっぱり頭の中で考えるだけじゃなくて、思考を外に出してあげることが必要なんだと思います。

結論、ノートや手帳に感情や思考を書き出す

まず私に必要なのは、感情や自分の考えをアウトプットしていくことかなと思います。

自分が出来事に対してどう感じているのかを知って、その感情に対してどう思ったのかを知る。これを少しずつ取り組んでいきたいです。

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