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脳卒中麻痺の手足のむくみ 〜 セルフケア 〜

こんばんは。
hikari整体サロン の よしなが です。

今日は、脳卒中麻痺の手足のむくみについて書こうと思います。

麻痺があると むくみ が起こりやすい

脳卒中を罹患し手足に麻痺があると、
麻痺側の手足を動かす量が減少すること、筋肉が萎縮することで、
筋肉のポンプ作用が低下し過剰な水分が滞留してしまうことや、
また血管運動神経の調節が障害されることが原因となって、
むくみやすくなります。

心臓に血流を戻すために、筋肉のポンプ作用が必要


むくみの原因は、麻痺による不動以外にもあって、
心臓や腎臓、肝臓の機能の問題などでは、全身性のむくみが出現します
また、蜂窩織炎や深部静脈血栓、リンパ管の閉塞などもむくみの原因となるため、
むくみの原因に対して治療が必要です。

例えば、
・急激にむくみが増加した(生活習慣が変わらないのに、急激な体重の増加)
・全身性のむくみ
・痛みや発赤を伴う

これらのいずれかの症状があって原因が分からない場合には、重篤な病気が隠れていないか病院で診てもらってください

むくみ があることで

・見た目の変化
・血流の障害
・感覚能力の低下
・関節の可動域の低下
・筋肉の出力の低下(麻痺した手足がより動きづらくなる)
・皮膚の脆さ

など見られるようになります。


これらのことは、動きづらさやバランス能力の低下に繋がっていきます。



むくみは、手足が触れた時に感じる感覚運動を行うときの感覚分かりづらくさせます。
手の感覚が分かりづらい
と、物体を把持したり操作することが難しくなります。
足のむくみがある場合に、足裏からの感覚の入力が低下し、バランスの能力が低下し、転倒傾向が高くなることに繋がります。

また むくみは、組織にある余分な水分が関節の動きを妨げ
筋膜や筋肉などが滑走し収縮することに、更なる努力を要することへと繋がります。(麻痺している手足がより動きづらくなってしまいます。。)

また、むくみがあることで、手や足が重たく感じられ、それだけでも、より動きづらさを感じることとなります。(動きづらいって、精神的にも辛いです。。)

動きづらい時間が長くなり、「不動」(動いていない)の時間が長くなると、
筋肉のポンプ作用が使われずに、余計にむくみが強くなり、
より一層、手足が動かしづらい状況となり、そうなると、手足を動かすことが減る、という悪循環が生まれます。


むくみの対処法 として

・圧迫 
・挙上
・動かすこと
・マッサージ


などがあります。

今日は

セルフケア

について、お伝えしますね。


長時間座らない20分から30分に一度は、立ち上がって歩きましょう
(筋肉のポンプ作用を促しましょ)

座っている時に、足の裏全体を 床に接地させる
(この時、足裏が床から浮いている場合に、非麻痺側の(麻痺側の手で出来るならvery good)で、麻痺側の膝を押さえてあげることで、足裏全体が地面につくように誘導してみてください) *力まないように注意

②の状態で、足裏で地面を踏む。可能であれば、かかと から つま先つま先から かかと まで順に踏んでいく(順に感じていく)地面を踏むことが難しい場合足裏の体温床を温めるようなイメージで足裏に意識を持っていく。

両手を組んで(必要に応じて非麻痺側で麻痺側を補助してあげる)、腕全体を心臓より高い位置まで挙上させることを数回行う。出来るだけリラックスすることを心がけながら行いましょう。
(一度に沢山も行うより、1日に複数回、度々行う)

麻痺手をリズミカルに動かす
 ご自身で麻痺のある手を動かせない場合には、非麻痺側の手で、麻痺側の指全体を持って、リズミカルに動かしてあげる
(筋肉のポンプ作用を作り出す感じをイメージ)

手足をマッサージ
 非麻痺側の手で 麻痺側の手足をマッサージする。
 手の先や足の先から、それぞれ、心臓に向かって 優しく撫でる

優しく撫でてあげましょう


むくみ自体を 問題である と感じていない方
も、
知らず知らずに、麻痺がある手足の筋肉の収縮の妨げになっていて
麻痺の手足の動かしづらさバランス能力の低下移動能力の低下につながっている可能性があります。



ぜひ、セルフケアに取り組んで
動きやすい身体作り へと繋げていただけると嬉しいです。



最後までお読みくださりありがとうございます。

hikari整体サロン
吉永光恵

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