元の自分に戻るということ。
彼と出会って、理想の職場に入った私。
私らしい自分になった私と、
自分の一部を手放してしまった私。
そんな一部をどんどん取り戻していくお話。
何故か手放してしまったものを、もう二度と失わないように、ここに記録したいと思います。
気に入った服を着るということ。
彼と出会って、
お洋服が好きで値段に関わらず気に入った服を着ていた私から、
プチプラの服(かつ、男性が好きそうなデザインの服)を楽しむ私になりました。
が、楽しいのは一瞬だけ。
ふと、クローゼットを見返した時、あまり楽しくありませんでした。
もちろん、プチプラは家計に優しい!し、コートとかアウターを工夫すれば高見えする。
でも、ワンシーズン着たら、ボロボロになって断捨離されていくプチプラの洋服達。
気づいたら残っている服は、過去に購入した値段に関わらず自分が気に入ったデザインの服でした。
そんななか、
久しぶりに、ZOZOTOWNでピンときた、ワンピースとセーターを購入。
届くまでずっと楽しみで、いつ届くかな?と毎日そわそわ。
届いたお洋服たち。
そのなかの胸元にチャイナボタンがあしらわれたワンピースが特に気に入っていて、
着ているだけで、爽やかさを纏っているような清々しい気分になり、
全然違う・・!と、思ったのです。
久しぶりに、値段が安いしトレンドの服だから、という理由じゃなくて、自分が自分の為に選んだ、お気に入りの服を着たのでした。
これまでの私は、
会った時に可愛いって思ってもらいたいので、すこしでも女性らしいデザインの服を選んだり、淡い色の服を選んでいたのですが、
(悪いことではないし、もちろん、それはそれで楽しかったのですが)
あんなにお洋服が好きだったのに
気づいたら、誰のためのクローゼット??という状態になっていました。
それから、うちの会社はTPOに合わせなくて良い自由な服装の会社なのですが、無意識に生意気に見えなそうな服、打ち合わせの雰囲気があがる服を普段選んだりしていました。
そう、結構自分を見失っていたのです。
その時の自分も嫌いじゃないし、悪くないけれど、いや、むしろとっても可愛いくて、空気が読める良い子だったのだけれど、
誰かの判断を考慮せずに、
自分の好きな服を自分の為に買って着ることが
こんなにも幸せだったことを思い出した今、
そんな自分は卒業しようと思います。
私は私の為に選んだ、お気に入りの服を毎日着る!
卒業、おめでとう。
村上春樹を取り戻せ。
そんな私は趣味趣向もかなり変化して、
スピリチュアルや量子力学、バシャールなどにどっぷりハマり、日々たくさんの本が増えていきました。
そんな私だったのですが、何を思ったか、
大好きで集めていた、文学や絵本まで手放してしまったのです。
村上春樹さんが大好きで、
紙出ている本はほぼ持っていたのですが、
何故か、一旦手放そうと思ったのです。
手放してしまった今、
少しずつまた、彼の本が読みたくなり、
読みたくなった作品から集めていく。
回転木馬のデッドヒート
スプートニクの恋人
海辺のカフカ
久しぶりに手に取った彼の作品は、とても新鮮で、今から10年ほど前に読み始めた私はまだ当時学生で、
なんだかくすぐったい気持ちになりました。
そうして、少しずつ自分を取り戻していく自分。
まるで、新しい自分を再発見するような新鮮な気持ちで自分と手を取り合って、握り直している感覚。
おかえり自分。
ずいぶん、遠くまで行ってたみたいだね。
と、そう声をかけてあげたい。
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