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春分の日の今日3月20日は、国連が定めた「国際幸福デー」です。

幸せの国ブータンの第5代国王が国連総会で提唱し、2011 年7月12日に制定され、2023年から各国で実施されるようになりました。


国際幸福デーは、全世界の人々が共通の目標として追求し、希望する幸福を認識し、これが公共政策に反映されるべきだとされています。

同時に、持続可能な発展、貧困の撲滅、包括的で公平な、バランスのとれた経済成長の重要性も強調されています、

World Happiness Report(世界幸福度報告書)」の2023年版の発表によると、国別の幸福度ランキングで日本の順位は137カ国中47位。

前年(146カ国中54位)より上昇したものの、先進7ヵ国の中では最下位です.首位は6年連続でフィンランドです。


フィンランドでは、他者への信頼が不安を軽減し、逆に他者から信頼を受けることが新しいアイデアに挑戦したり成長したりする際のサポートとなり、これが国の幸福度ランキングに影響しています。

都市における緑地や自然へのアクセスの容易さも、信頼できる環境と合わさって人々のストレスを減少させ、健康促進と幸福感向上に寄与しています。

フィンランドは「他者との連帯感、仲間意識、つながり」が幸福度に良い影響を与えている国として知られています。その背後には機能的な民主主義と制度設計、低い汚職率、高い信頼関係があります。

一方で、ウクライナ侵攻を進めている隣国ロシアは、フィンランドとの差が際立っています(ロシアは70位)。日本は自由度と寛容さにおいて、上位10カ国と比較して相対的に低い結果が示されています。


「幸福」には多様な考え方や要素があるため、特定の指標だけで国や地域、個人の幸せを判断することは難しいです。そうしたアプローチは、特定の価値観を押し付ける危険もあります。

また、幸福の理解や要素(何が幸せをもたらすか)は時間とともに変化します。特定の指標に頼り続けることで、時代の変化に対応できない新しい要素が見過ごされる可能性もあります。

国際幸福度報告などの指標は、単なる幸福度の比較や幸不幸の断定のためのものではなく、私たちが「より良く」生きるために改善すべき課題を示すヒントとして活用するべきです。

#国際幸福デー #ブータン #フィンランド
#機能的民主主義 #連帯感

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