今年、故人となったYMOや世界的な音楽家としても有名な坂本龍一氏と山下達郎氏(以下、敬称略)の若い頃の親交は有名な話で、山下達郎の初期の作品群に坂本龍一がピアノやキーボードとして多く参加しているのが確認できます。
今年出版された坂本龍一の自伝「音楽は自由にする」でも山下達郎との出会いや意気投合した様子が語られています。
2022年のミュージック・マガジンの「特集 山下達郎」にも坂本龍一は特に思い入れのある曲として「Ride on Time」を挙げて、以下のようなコメントを寄稿しています。
大学時代の友人のような付き合いから音楽的な関係に発展していった様子がうかがえる逸話ですね。
ちなみにシュガーベイブで一緒に音楽をしていた大貫妙子さんも次のようなコメントを寄せています。
山下達郎は2023年の7月16日、23日のラジオ、サンデーソングブックで坂本龍一の追悼特集をしていますが、とりわけそのプレイのタイム感が素晴らしいと褒めています。
https://yamashitatatsuro.com/blog-entry-20230723-sundaysongbook.html
ところで山下達郎はサブスクリプションを許諾していないので今でもその音楽を聴くにはCDかレコードを購入する必要があります。アルバムが多いので山下達郎の音楽を聴くには2012年に出ているベストを聞くのが手っ取り早いでしょう。
このアルバムの中だけでも坂本龍一が参加している楽曲の一部が聞けます。以下、曲名と参加楽器です。
パレード:Acoustic Piano & Vibe
SOLID SLIDER:Electric Piano
PAPER DOLL:Keyboards
潮騒(THE WHISPERING SEA):KORG PS-3100 Synthesizer
2000トンの雨(2003 NEW VOCAL REMIX):Acoustic Piano