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マーケターとして取り入れたい3つのルール「複数案提示」「苦手な人への相談」「ファンづくり」(腕のいいデザイナーが必ずやっている仕事のルール125)

「腕のいいデザイナーが必ずやっている仕事のルール125」を読みました。わたしはマーケティング職ですが、デザインの知識やデザイナーの考え方から学ぶことが沢山あると感じていたり、クリエイティブ職への憧れもあったりし、本書を手に取りました。

左ページに「ルール」、右ページに「ルールと関連する写真」という構成で、125のルールがシンプルにまとまった本。

125のルールの中で特に印象的だったルールが3つあった。

1.多くの選択肢を提示しよう(p52)

仕事相手に思考プロセスを伝え、比較検討してもらうことで、独断と偏見によらない成果物をつくることができる。

マーケティング業務も、施策や企画、コンテンツなど様々な成果物を提案・提供する。

施策や企画を提案する際は、思考プロセスを明示し、複数の案を提示することで、仕事相手の意見や視点を取り入れやすくなると思う。また、Web記事や広告、パンフレットなどのコンテンツを作成する際も、何故そのコンテンツを作ったか思考のプロセスを伝えること、1つの案ではなく複数案持って、仕事相手と相談することが大切だと感じた。

これまでのやり方で複数案提示しようとすれば、これまで以上に時間がかかる。限られた時間でより良いモノを作るために、案が完成していない段階、なるべく早めに複数案持って、フィードバックをもらいに行くのが良いかなと思った。

2.苦手な人に相談しよう(p64)

行き詰った時に、仲が良い人や親しい人に相談すると心が落ち着くけれど、問題はなかなか解決しないことが多い。自分の手に負えない時は、あえて苦手な人に相談すると、新鮮な意見がもらえるかもしれない。

直属の上司や同じ部署の人の方が、話が早くて相談しやすいので、よく相談事をするのは、関係が近い人が多い。ただ、違う視点の意見・新鮮な意見はもらえていないかもしれない。

より良いモノを作りあげるためにも、隣りの部署の人や苦手な人の意見や視点も聴いてみようと思った。

3.ファンを増やそう(p92)

「わたしは○○ができるんです」と言うより、「あの人は○○ができるらしい」のほうが信憑性がある。自分のことを勝手にPRしてくれるファンを増やそう。

以前、知人がすごく熱心に紹介してくれた「ALL YOURS」というアパレルブランドが頭に浮かんだ。

ALL YOURSの事を考えると、ファンづくりの一番のポイントは、プロダクトへの愛、徹底したこだわりだと思った。

ファンづくりやPRの、小手先のテクニックを磨くのではなく、なによりも大切なのは、自分が一番自信をもって進めることができるプロダクトを作ること、何を「良い」とするかカルチャーを醸成することだと思った。

「自社製品・サービスを伝えるマーケター」ではなく、「誰かに伝えたくなる製品・サービスを作れるマーケター」になりたいと思った。そのためには、製品・サービスへのこだわり、何にこだわるかの根源となるカルチャーの醸成に長けた人になりたい。

まとめ

「腕のいいデザイナーが必ずやっている仕事のルール125」から、マーケターとしても、取り入れたいルールを3つピックアップした。

■125のルールから厳選 マーケターとして取り入れたい3つのルール
1.多くの選択肢を提示しよう
2.苦手な人に相談しよう
3.ファンを増やそう

「1.多くの選択肢を提示しよう」を取り入れ、提案が完成していない、なるべく早い段階で作成中の案を複数案持って、仕事相手へフィードバックをもらいに行こうと思う。

「2.苦手な人に相談しよう」は、普段あまり相談しない、隣りの部署の人や苦手な人から意見や視点を聴く機会を増やそうと思う。

「3.ファンを増やそう」について考えると、「誰かに伝えたくなる製品・サービスを作れるマーケター」になりたいと思った。そのために、製品・サービスへこだわりたい。こだわりの根源となる企業文化の醸成に力を入れていきたい。