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営業活動は「仲間づくり」であり「コミュニティづくり」。どうしたら他者とより良い関係性を築けるか意識しよう。(世界最高のチーム)

ピョートル・フェリクス・グジバチ著「世界最高のチーム グーグル流「最少の人数」で「最大の成果」を生み出す方法」を読みました。

著者はベルリッツ、モルガンスタンレー、Googleなどでのキャリアがあり、人材育成や組織開発、リーダーシップ開発の分野で活躍されている方です。

最小の人数で最大の成果を生み出すというタイトルを見て、仕事をする際にコミュニケーション方法や自分のマインドセットの改善に活かせることを学びたくて読みました。

本を読み終わって、私はコーチングの勉強や実践、セレンディピティが生まれやすい環境づくりに興味を持った。また、上司と打ち合わせをするときには、必ず「次へ進むための土台」の状態で相談することを心がけようと思った。

そして、一番印象的だったのは次の一文だ。

僕たちがやっているいわゆる営業活動は、あくまでも「仲間づくり」であり、「コミュニティづくり」です。(p.118)

著者は、価値観と信念が一緒であればクライアントとオープンなパートナーシップが築けると考えているため、直接的な「売り込み」は一切しないようにしているという。

「売り込み」はしないが、著者は勉強会やイベントを開催しているという。イベント開催後には参加者に「今日の話が面白かった。わたしは今こういった課題を抱えているんですが、なにか一緒にやってみませんか。」のように声をかけられるという。そのようにして、「業者と顧客」「BtoB」「BtoC」のような関係性ではなくて、「仲間」「BwithB」「BwithC」といった対等な関係性を築くという。

このように「一緒に」なにかをするという、オープンなパートナーシップがもっとも建設的で生産性の高い関係性だと思うと述べていた。

*  *  *

これまで、顧客との関係性についてあまり深く考えたことがなかった。今回、この本を読んで業者と顧客という関係性よりも一緒に課題解決に取り組む仲間という関係性の方がより建設的で生産性が高い関係性だという意見を知った。

これから、仕事で違う会社の人と関わる際に、どういった関係性が自分たちにとって最適なのかという視点を持って、自分なりに良い関係性のあり方を探りたいと思った。