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みなかみ温泉旅〜桜とトレッキング、そしてちょっぴりお酒

群馬で三日ほど湯治をしてきました。

群馬は本当に良い温泉が多いです。

草津のようなメジャー温泉もあれば、四万のような鄙びた温泉もあり、さらには法師のような一軒宿の秘湯温泉もありまして。

個性豊かな温泉に魅了される方は多いはず。

その中で今回私が訪れたのは、谷川岳の麓にあるみなかみ町の秘湯、川古(かわふる)温泉です。

ここは知る人ぞ知る名湯、とりわけ心の病には効くそうです。

私はちょっと三十代にして体にガタが来たので、スケッチやトレッキングついでに訪れることといたしました。

色々と四月のみなかみを満喫した、今回の温泉旅行、写真と共に振り返っていきたいと思います。

・一日目(上毛高原駅→猿ヶ京→川古温泉)

上越新幹線の上毛高原駅に降り立ったのは12時前。きゃわいいぐんまちゃんがお出迎え。
猿ヶ京行きのバスは時間があったので、腹ごしらえを。駅近くのお蕎麦屋さんです。田舎そばと天ぷら、サイコー。
駅前からは谷川岳の主峰、オキの耳とトマの耳が。猫耳です。
猿ヶ京行きのバスは私一人だけ、40分乗られて終点に着くと、そこには立派な桜が。私がお会いしたかった「下馬桜」です。
以前法師温泉に行ってた時に、この桜を見て以来一番好きな桜としてずっと再会したいと思っていました。
樹齢は120年、ベニシダレです。この辺りは三国街道の関所があり、必ず馬を止めたことからその名があります。
ご覧ください、この迫力!きれいに枝垂れております。
少々葉が生え始めていますが、何とか間に合いました。というか桜が私を待っててくれたんだ、と勝手に思いました。ありがとう!
付近は停留所があり、法師行きのローカルバスが出ています。この時間は誰もおらず、一人で桜を満喫しました。
この桜を10年前から知っていますが、樹勢の衰えが少し目立っています。でも感動は変わらず。末長くお元気で。
近くには子孫?のような似たしだれが。こちらも見事。
猿ヶ京の温泉街を進みます。これから山道を一時間半かけて川古温泉へ行きます。タクシーは使わず、これも運動ということで。
谷川連峰と桜。赤谷湖という人工のダムに面しています。
赤谷湖の渓谷美。まだ萌え出る春には早いか。ちなみに上の赤い橋ではバンジージャンプができます。ああ恐ろしや。
山道で見つけたネコヤナギ。猫のしっぽみたいなお花です。
牧歌的な風景と谷川連峰。この道は特に何があるわけでもないですが、それがいいのです。
だんだん山並みが近づいてきました。だいぶ疲れてきたので、もうすぐかなーと思いながら歩く。この日はけっこう暑め。
水芭蕉、みっけ。大きな水槽の周りに咲いてました。水芭蕉で群馬と言うと、尾瀬ですね。尾瀬の水芭蕉は五月くらい?
サンシュユに似た花。でも違う…。Googleレンズ先生に聞いたら「ダンコウバイ」というそう。この辺ではけっこう咲いてました。
見えてきました、本日の宿「川古温泉 濱屋旅館」です。長かったー。
客室はこんな感じ。すぐ下を川が流れています。素晴らしい景観です。以前も来たので館主は私を覚えていて頂いてました。
お風呂に入った後はさっそくお酒。南会津のお酒、ロ万を持ってきました。
夕食の時間になりました。私のプランはご飯少なめ、その代わり飲むぞー。
珍しくクラフトビールなんか頼んじゃったり。違うのを飲むのが吉なのです。
アレ、お次は日本酒720mlですかい。あの、向かいの夫婦様からちょっとお酒をいただいたので私も差し上げることに。そのままご夫妻+一名と意気投合して酒宴へ。部屋で22時までやってました。


・二日目(トレッキング→スケッチ)

おはよーございます。私は二日酔いですよ。でも体に鞭打って9時には出ます。旅館奥には車両が入れない、ガタゴト道が谷川連峰のすぐ真下まで続いていまして。そこを行きます。
さっそくアザミちゃんみっけ。天ぷらにしたら美味しいやつですかねー。
今日の天気はなんだか複雑。晴れたり雨が降ったり。まあ、気にせず進みましょう。
巨木の針葉樹です。太いですなぁ。こんなまっすぐ伸びる大木のように、私はなりたい。
川向かいの春芽吹く山です。薄紅色はありませんが、萌葱やら橙色がちょくちょく。
かわいいフキノトウ。フレッシュな色合いですね。
雨が降ったらケエルが集まってきました。5センチのが10匹以上…壮観でしたよ。
コレはわかりますよ、レンズ先生に聞かなくても。キブシですね。小石川植物園で見て学習しましたもの。
大規模な伐採地にやってきました。ここまでで一時間半のウォーキング。昼飯の時刻に遅れたら申し訳ないので、引き返します。
清流、赤谷川。そんなに底は深くなさそうですが、大分周りがえぐられて渓谷になってます。
コレもわかります、キケマン。ていうかレンズ先生に聞きました。ケマンソウとはずいぶん違うようですが。私は黄色いエンゴサクかと思いました。
川っぺりにも下りられます。イワナとかいるんでしょうね。おいしそう←食べることしか眼中にない


今日のお昼は水沢うどん!おいしいですねー。とってもツルツルしていて、臭みが全くない。いい水を使っているからでしょう。



お昼の後はお絵描きタイム。日本画の顔彩でスケッチをしましょう。筆洗とパレットは二日前に購入笑。顔彩が入っている箱はトーハクの光悦展で買ったもの。旅館を川越しに描きます。



まずは下絵。この時点でヤヴァイ適当ですね。さて、これに色を塗ったらどうなるかと言うと…。
どーん。画伯作「赤谷川と濱屋旅館」です。旅館の飲み仲間に見せたら、山下清の絵みたいとお褒めいただきましたー。
おっっと、旅館に戻るとネコチャーン!メスのムーちゃんです。ガタイが良くて足が長い美人さんです。甘えん坊ですぐ寄ってきます。
さて、今宵も酒と討ち死にと参りますか。夕飯はハンバーグだったのでワインを注文。というか例の夫婦がワインだったので。案の定、また部屋飲みに切り替え、日付過ぎまで騒いでました笑。

三日目(川古温泉→月夜野→上毛高原駅)

Oh…昨日以上の二日酔いの中、なんとか10時にチェックアウト。今度来る時は完全禁酒にしようかな…。歩いて猿ヶ京まで戻ろうとしたら、ご親切なご夫婦に車に乗せてもらいました、ラッキー✌️
ご夫婦には上毛高原駅近くの月夜野で下ろしていただきました。駅までは30分、酔い覚ましの散歩と行きましょう。これはヒガンザクラでしょう、濃いピンクがきれい。


赤谷川にまたしても出会いました。この上には新幹線が通ります。綺麗な新緑が芽吹いてきましたね。


野生?の山吹。神社の境内でして、左には参道も見えます。
枝垂れ桜と、後は名峰赤城山。この辺から見るとテーブルマウンテンのようにてっぺんが平たい。
上毛高原駅に到着。最後は立ち食いそばでも食べましょうか。こういう味もまたいいんですよねー。そして私は11時半の東京行たにがわ号で帰路につきました。

お疲れ様でした!

なんか色々盛りだくさん、楽しかったですねー。

おいしい!きれい!気持ちいい!

コレ、旅行の三原則です。

最後まで読んで頂きありがとうございました♪

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