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私にだって悩みくらいあるねんけども・・・。誰も聞いてくれない。

結構大変な時もあったと思うのだけれど、大抵誰かに相談しようとしても、何か説明するためにあれこれ言っているうちに、

あんたに悩みあるのん?

的な反応をされて、ある意味困っている・・・。
本人は至極真面目に悩んでいて、

これからどうやって生きて行こう・・・。もう生きる意欲なんてないわ!

という何百回目かの落ち込みをしているのである。
それなのに、どうも声に張りがあるらしく(そりゃあそうでしょ。声がでかくなければ、あるいは通らなければ、高校でも予備校でも授業がで居なかった。)、

あなたの声の張りを聞いていると・・・。

などと言って、超絶元気な人認定をされ、

それは周りがおかしいわね・・・。

と、そんなわかり切ったこと聞くな!みたいな返答をされる。

時には、

あなたはそれがわかる能力のある人だと思うので・・・。

などと言われ、結局、この、できると思えていなくて、乗り越える力もあるとも思っていないところに問題があるのではないか?という気がしてくる。

自己肯定感テストでは、自己肯定感も他者肯定感もかなり高いらしい。
だとすれば、おそらく、周りの人の言っていることは、自分と同様、考えた挙句の発言で、売り言葉に買い言葉などないと思っているけれど、そしてその言葉を文字通りに受け取って結構落ち込んでいるけど、相手はそれほどの思いで言っていない、とかいう案件らしい、といつも気付く。
でも、言われた方はたまったものではない。
しおらしく泣く・・・、などということができないから、余計に私は強い人認定されて、大したことない、と思われているようである。

生徒に言わせると、

先生、要領いいし、対応力あるし・・・。その相手の気持ち、ちょっとわかる・・・。

などと言われてしまったりするけど、そんな、私は誰に相談すればいいの!?

どうも頭と気持ちにズレがあるような気がする。
やってきたこと、乗り越えてきたことが、結構大変だったという認識はある。
開業一つだって、その当時は結構大変だったのかもしれない。
でも、お産と同じで、赤ちゃんを見たら痛さを忘れるというようなもので、したいことしていたら、当時の大変さなど、思い出せないのである。
それなりの人数の人に出会ってきているのだから、途中いろんな思いもしてきたのだろうけれど、それでも終わったことの大変さは大方どっかに流してしまい、覚えてはいるけれど、大変さの実感と言うものが残っていない。

と同様、悩んでいるときは、気持ちは悩んでいるけど、頭は冷静に分析していたりする。
だから、かつて人間関係的なことで悩んだとき、ちょっと親しい職場の人に相談して話していたら、

わかってるんじゃん!?

と言われてしまった。
頭ではわかっているけど、傷ついた気持ちというのはなくならない。
冷静に考えたら、大したことない、ちゃんと対処すればいいと思っていても、それに結構うまく処していたとしても、その時の、なんとも言えない寂しい気持ちや切なさや悲しさまでは消えない。

ましてや私はただ経営をしているだけではない。
教師である。
お金をいただきながら生徒さんを育て、保護者の方々と両輪のように受験を支えていく立場である。
手塩にかけて育ててきて、ああ、こんなことも伝わっていなかったのか・・・、と唖然としてしまうこともある。

傷つく。
傷つくのは私がまだまだ甘いからかもしれない。

それに利用されるとか裏切られるとかいうのは、こちらにそれなりに価値がなければできないことだということもわかっている。

先日、友人と電話で話していたときに、

私も、利用されてみたい。

と言われた。おかしな感心の仕方だった。

かつてお世話になっていた方に、それ系のことを話していたら、

僕なんて、どれだけそんなことあったか・・・。

とおっしゃるので、

それは、先生のお人柄に対してですか?それとも社会的地位や経済力に対してですか?

と訊いたら、

両方やね!

とぬけぬけと答えられた。

私と何だと思っているのか?そんなこと言って、なんて奴だ!?と思われるとは頭の片隅にでも思わないのか!?

と言うことは、お寂しい方なわけであり、大きい小さいはあっても、経営者、あるいは○師と言うものは寂しい物なのかもしれない。

確かに相談する人はいらっしゃらなさそうだし、誰かと頼るというようなお仕事でもないだろう。

と言うことは、私がまだまだ自覚のたりない甘ちゃんだということだろう・・・。

よく、受験勉強していて、お母さまに言われたことで悩んでいる生徒に、

私さあ、こんなこと大っぴらに行ったりしないんだけど、まあね、あなたの方が激しい勉強する立場何だったら、「女子供の言うことなんて右から左!」くらいになってみなさいよ!

と超絶男尊女卑的発言をしてみたりする。
その実、正直男性は何かあると逃げるタイプが多いのも経験的に知っているし、何かお家にことが起こったとしたら、いざというときに責任を取るのは女性だったりすることはわかっている。
でも敢えて言ってみたりする。

それをこそ自分に言えよ。
私はそれができたら女性でもあるから鬼に金棒ではないか!?(笑)
とジョークで終わらせてみようかな?

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