母の通院に付き合って、お食事に付き合って(母はたくさんたんぱく質を取らなければならないと、通院の機会を利用する。(笑))、そしてあまりにも山がきれいだったので、県の東の方まで足を延ばし、ドライブした。
かつて住んだ場所や、通ったところ、県内も結構あちこち住んできたので、思い出のある場所が多い。
ドライブしながら母にあれこれ説明する。

勇ましく仕事をしていた場所や、ちょっと寂しかった場所。
慣れないところでいきなり育児をしていた場所などあれこれと思い出があり、通るところ通るところ思い出ばかりで、いったい自分はどんな生活を送って来たのだろうと思う。
家事ばかりしていて、生活道具を揃えに行ったショッピングセンターや、娘と遊びに行った場所、思い切り仕事をしていた場所が、その時代その時代のメインとなる出来事は違うとはいえ、思い出がたくさんあり過ぎて、本当に面白くなった。
その中でも、新たに見つけたカフェがあったり、古い思い出と新たな開拓とが混在している。

東の方をあっちこっち行って、帰ってくる途中、母がガーゼのタオルがほしいと言っていたので、雑貨屋さんに立ち寄った。
昨日寄った本屋さんの雑貨のコーナーにはなかったので、初めて寄った雑貨屋さんの入り口のディスプレイに、私の大好きな籠バッグがあった。

いいんと違う？

と言われて、四色あるかごバッグを手に取り、鏡の前で合わせてみる。
やっぱりナチュラルな色のかごバッグが一番似合った。

が、先日から不用意に何かを購入することはやめようと思っていたので、どうしようか一瞬迷ったけれど、あまりにも素敵なのと、値段があまりにも手ごろだったので、母の勧めるのに従って、買うことにした。

例の、

いいやん、いいやん。私が買うんと違うんやから・・・。

とは言わなかったが、とんだ出費となった。(笑)

仕事に出掛け、今日のメンバーの様子を見て、思い切ってクラス分けをしてみた。
その指導の感覚が結構うまく行って、ああ、この判断良かったなと思った。

そしてある生徒と面談をする。ほんの少しの時間だったけれど、彼の悩んでいることと現状とのすり合わせができ、私は分析ができ、論点がはっきりしてきたので、これからの行動がしやすくなる。
ハッキリ見るということは大事である。

そして夜、指導に納得して嬉しい気分で帰ってきたのだけれど、なんだかかごバッグが嬉しかった。
久しぶりに、この小物があると、ちょっと気分が上がると思えた。
そういえば以前かごバッグを持っていた頃も、随分かごバッグのおかげで、いろんな人に素敵だと褒めていただけて、おしゃれな気分になり、初夏から夏を思い切り楽しんでいられた。
勉強や仕事や家事に追われているけれど、ちょっとした小物が私の気分を取っても上げてくれる。

思いきりハードな資格試験に挑戦していたとき、図書館にも持って行っていた。
それこそジャージとTシャツで勉強したくなる性格を、かごバッグが思い切り支えてくれて、ちゃんとしている気分で、だらしなくはなくいられるようにしてくれたように思う。

ちゃんと生活を楽しめよ・・・。
ちゃんと人生を楽しめよ・・・。

と言われているみたいで嬉しい。
これからまたよりお出かけが楽しくなる季節である。
いっぱいお供をしてもらおう。
きっと私の気分も上がるだろう。

今日の指導、なんだかかごバッグのせいで嬉しかった気がする。(笑)