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感情に振り回されない自分になるには

気付いたら子供に対してキレていた。

こんなこと、以前はしょっちゅうでした。自分の中の不安や恐れを自分よりも弱い存在に八つ当たりしてるだけだと、頭のどこかでは分かってるんだけど、気付いた時にはキレている。

怒りってコントロールできないって思うでしょ。それができるんです。

だって、怒ってる最中に電話が来たら、めっちゃ気取った普通の声で「もしもし」って言ってるでしょ。怒りは瞬時に消すことができてるってこと。

怒りは二次感情だとも言われています。一番最初に実は ”悲しい” とか、 ”寂しい” と本音の部分で感じてる。で、次に怒りが来る。この一番最初に感じた感情は心の奥底で感じる一瞬の出来事なので、無自覚なことが多い。

では感情をどうコントロールするか?

結論から言うと、自分の意識を自分の身体から離して、上の方から眺めるように自分を見てみるんです。

俯瞰して見るの。簡単に言うと、メタ認知というやつです。

そうすると、「あ、私怒ってるな」って眺めることができる。そうすると、ただ感情に任せてカッカしているのは、一瞬でトーンダウンします。

感情というのは、自分の身体を通り抜けていくもの。

その感情に良い、悪いの評価もしないのがポイント。

「あ~怒ってるな~」それだけを見てみる。

普段、自分のこの身体を「自分」だと思って、べったり一体化している。でも、この身体からちょっと離れて見てみよう、って少しだけ離れて見てみる。

この視点の変化が大事でね。渦中にいると、ものごとよく見えなかったりするけど、離れて全体的に見てみると、冷静に全体を見ることができたりするのって全員感覚的に知っていたりします。

感情がワッと湧いた時にいきなり俯瞰して見るのはなかなか難しいので、普段からちょっと練習してみるのがオススメです。

私が一番俯瞰できると思う時は歩いてる時。

歩きながら、ちょっと意識を上空に上げて行って浮かせる。

で、空から今地面を歩いている自分を眺めてみる。そんなイメージをするのです。「あ、私歩いてるな」って(笑)。

常にべったり一体化している自分の身体から意識が離れるのは、新鮮だし、面白い。

お風呂に入っている時もオススメ。

湯舟にザブーンと入った瞬間。「あ~気持ちいい!」とガッツリ気持ちよさに浸りきるその瞬間、”気持ちいい” って思ってる自分がいるなぁ、ってこれまたちょいと上の方から眺めてみるんです。

何も難しい方法は要らない。イメージするだけ。

これを普段の生活で取り入れるだけで、感情に振り回されにくくなる。

ここで誤解して欲しくないのは、感情を感じないようにフタをしましょう、ってことではない。それは逆にため込んでいって、ある日爆発して暴走してしまいます。

むしろ感情はしっかり感じてあげたほうがいい。ただ、何も分からずただ振り回され続けるのは、自分が疲れ切ってしまうし、なんて私はダメなんだ~と罪悪感を感じたりと、自己否定の材料になってしまうから、感情を俯瞰して見て、振り回されないようにすると、ラクだよってことです。

と同時に、この肉体ってやっぱり今世での借り物なんだなぁって思う。今はこの肉体で、この名前で ”自分” をやってるけど、もしこの身体が死んでも、自分の魂は死なない。肉体はせいぜい100年弱しか持ちません。

めっちゃスピリチュアルな考えですが。

でも、今この地球で生きているのは、自分のこの肉体なので、身体をいたわってあげて、身体がないと体験できないことをいっぱいして楽しんだらいいと思う。

だって、肉体がないと美味しい物も味わえないんだよ。

それに、借り物だと思うと、大事に使わなきゃ、って自分の身体を大切にする視点も生まれる。生きている間はこの身体が自分の乗り物なのでね。

だから私は身体のケアも好きです。

次回は身体のこともお話しようかな。

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