【超ショートショート】(169)~愛を育むために~☆CHAGE&ASKA『You are free』☆

今から思えば、
あの一つ一つの出来事が、
愛を育むためには必要だったと言える。

恋のはじまりは、
それほどの困難もなく、
周りから言わせれば
「あっという間」に恋人になっていた。

それから3ヶ月もすると、
互いに新鮮味を欠いたのだろう。
些細なことでケンカをするようになる。

1分のケンカが、
翌日5分になり、
またその翌日は60分になる。

そんなことを繰り返しているうちに、
ケンカも24時間自分の心に存在する事を知る。

〈許す〉
という心になれたなら、
元の二人に戻れるのに、
それがなかなかできなかった。

恋の炎に燃やされ、
互いに互いの身体を知ることは簡単だった。
指先から爪先まで全部を知ってる。

恋人しか見れないホクロも、
身体の場所で温度が違うことも、
どう触れたら喜ぶのかも。

唯一、身体の中で、
お互い、見ること、
触れることができない場所がある。

それは心。

もし、身体のように、
互いの心を知り尽くしていたならば、
ケンカなどする事もなかった。

そして、
別れることもなかった。

別れたのなら、
もう二度と会うことはないだろうと思っていた。

でも実際、
今、付かず離れずの恋人が続いている。

もし別れやケンカが、
互いを愛するための冷却期間だったとしたら。

少しずつ互いの心を、
身体のように触れ、知り、
心を開放させる。

恋人の前でも、
自分らしく、
自由に心を表現できるようになれば、
恋人が絆を育み始めた愛する人になる。

それはまるで家族のように。

(制作日 2021.11.19(金))
※この物語はフィクションです。

今日は、
1993年11月19日発売 シングル
『You are free』
発売から今日で「28周年」。

『You are free』は、
人によっていろんなことを、
歌詞の世界から感じると思います。

今日は、
今日曲を聴いて、
ふと思ったことを書きました。

家族のような、
絆を育んだ愛する存在になるためには、
心を開放して、
互いを知ることが大切に思った。

その互いの心を知るためには、
時としてケンカみたいなことも、
それによって別れてみることも
必要なのかもと。

(ニックネーム)
ねね&杏寿
(旧ひまわり&洋ちゃん)
(Instagram)
https://www.instagram.com/himawariyangchiyan/

~~~~~

参考にした曲
CHAGE&ASKA
『You are free』
作詞作曲 飛鳥涼
編曲 澤近泰輔
☆収録アルバム
CHAGE&ASKA
『RED HILL』
(1993.10.10発売)
YouTube
【CHAGE and ASKA Official Channel】
『You are free』Music Video
https://m.youtube.com/watch?v=cuAU3uK3tqk

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?