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瑞々しさに沈みかけた帰り道


MOOSIC LAB 2019
音楽映画、ではなく、映画と音楽の祭典。これまで知らなかったけど
個人的にはなんて最高のコンセプト、、な映画祭へ初めて行った。
石川陸監督xクボタカイの
死んだ方がマシーン、すごく好きだったのでそのことについて。

目の前で起きていることと 
世界のどこかで起きていることなんて
大差ない

このモノローグが
どこか自分のことを大切にできないような
全てを俯瞰することで何かに脅かされることから 自分を守るような 
東京の病原菌のようなものを表しているきがした。 
馬鹿みたいなチープな例えかもしれないけど 
それも肯定してくれるんじゃないかって思える作品と、監督だなあと
感じた 本当はもう少しうまくいいたいところだけど 

日常だったら
見なかったふりをしている誰かを見なかったことにしてるみたいな
人間の汚い部分とおもっているものをまざまざと見せられて
綺麗なことといつも目を背けてることって
異質なものではないんだなって感じた。それくらい


長久允監督の
死んでるみたいに生きてる だったかな。
それを思い出したりして


書き下ろしのクボタカイの主題歌のタイトルが"ゾンビ"で
映画にずっと漂う
何して生きてるんだろうっていう倦怠感とやるせなさみたいなものを
それこそ嘲るように、寄り添うように、ちょうどいい距離感で
肌を伝うような感覚だった

必死に歌詞を書きとめようとした限界を残しておきます。


この空の青が底を尽きる頃 不幸なことに僕ただひとり
歪んだ温もり 〜
揃いのあくびと不揃いのリズムで

愛を失った 神様が〜〜
堰を切るように 凍えた気持ちで世界を濡らすように
踊り場でぼんやり眺めていた
正しさの行方を 死んだ方がマシだと
嘲る夜明け

刻み込むように それでも正しいと言えるように

生きててよかったと 
微笑む夜明け


上映後の舞台挨拶。
併映されていた追い風という映画の
ユミコテラダンスさん
「併映の3作品を見て、生きようって思いました」と
探り探り言葉を並べていて最高だと思った




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