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「双頭の悪魔」を読んだ話。

図書館の長い予約待ちの末に、ようやく「双頭の悪魔」を読めた。
色々なところでお勧めされるのも納得の、凄いミステリーだった!


舞台は隣接する小さな村。
その間に架かる橋が大雨で流れてしまい、分断された村それぞれで殺人事件が起こる。
いわゆるクローズドサークルものだ。


犯人はこの人かな?と疑うものの、二つの村の事件それぞれを考えないとならず、とても難しい。
分断された後で事件が起こっているので、一人の犯人が行き来したとも考えられず、とても悩んでしまった。


合間に3回、作者から読者への挑戦が挟まれ、それがまた焦る。
作中の名探偵は何か気付いたらしいのに、何か見落としたか!?と、悩みながら読んでいた。



まさかの交換殺人!!
しかも、第一の事件と繋がってるように見せかけた結果、黒幕がバレるという鮮やかさ!
題名がどうして「双頭の悪魔」なのかも納得だった。
これは確かに悪魔だ。
しかもバレなかったらそのまま生活する気だったらしいのが、また恐ろしい。


700ページ近いボリュームだったし、登場人物も多かったのに、先が気になって夢中で読んでしまった。
これはミステリー好きにも、普段読まない方にもお勧めしたい。


本の厚みで最初はちょっと心配になるが、読み始めたら続きが気になってすぐだ。
図書館にも多分だいたい入っていると思うので、是非!

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