逆転吉原感想置き場

XX置き場って書くと途端に個人サイト感でますね。

こんにちは、Switchを買ってからゲーム実況配信ばっかしてます。宿木ひなです。

実況内でプレイした逆転吉原 扇屋編の感想と、プレイ後の考察などをここに書いていきます。


ネタバレもありますので、プレイ前の方は是非プレイしてから閲覧いただきますようお願い致します。



①あげはルート

芸妓見習い、あげはくんのルート。

私はショタコンです。ゲーム内で少年と明記されていれば正直いけます。いけました。

あげはくんルートは正直茨の道でした。

世継ぎをその身に宿すため“経験豊富な男”とまぐわうため吉原へ来た主人公と、まだ打ち出し(いわばデビュー)前だが将来を期待された扇屋の心優しい末っ子あげは。

周囲に反対をされても二人は互いに惹かれ合ってしまう。

文や逢引といった手段で二人が秘密の恋を育てる中、あげはの打ち出しが決まってしまいーー…。

(打ち出しとは芸妓デビューであり、同時に打ち出しでのお相手に筆下ろしをしてもらうという意味もある。つまり童貞喪失。)

正直中盤くらいから胃が痛かった。あげはの打ち出しを買う為とはいえ主人公が愚策にはしるところもその翌朝の事件も、花畑でいちゃつくシーンすら(こんな幸福の絶頂の後なら死を選んでしまうのでは…?)とか考えてハラハラした。

ドキドキ文芸部以来の恋愛ゲーなので後半ずっと死の一文字が脳を支配してました。(ドキドキ文芸部は恋愛シミュレーション。いいね?)

まっ、ハピエンなんですけどね!  

主人公の用意した着物で芸妓デビューするあげはくんには感動したし、逢瀬のために手を回してくれる扇屋の兄さん方はめちゃくちゃ優しかった。愛されてるね、あげはくん。

そして主人公の処女喪失に付き合ってくれようとしてくれた、懐の広さ吉原一な朝霧姉さん。

最初の攻略はあげはくんか朝霧姉さんか迷っていたので、次は絶対貴方に処女を捧げます。とか思ってた。


②朝霧ルート

いやクッッッソ重………………。

愛が重い………………。

中盤なのにもう髪どころか、小指落とそっか?って聞いてくる朝霧さんに震えたし私も主人公も半泣きだった。(この辺りから私と主人公の反応がリンクしてきてましたね)

本土を逃げ出しこの島へ流れ着き、吉原へ、そして扇屋へ転がり込んだ朝霧さん。

彼は自ら籠の鳥となり、それでも心は自由に生きていた。

だが主人公は朝霧さんからの好意に身請け話という形で応えようとしてしまった。

好意を拒まれた、と思った主人公は傷つき吉原通いを辞めるが家の為にも吉原へは行かねばならず、新たな相手として滝川を選ぶがーー…。

まーじで刺されても人死にが出てもしょうがないと思った。

あと、掴み所のない朝霧さんの選択肢って何が正解なのかわからなくて困った。(好感度は78%でした)

正直に、かつ色気のある回答が正解なんですかね?

(DDLCによるPTSDを患っているので)セーブに頼る気がないんですが、再走はします。全ルート100%は狙いますしスチル回収もします。

11章って100%でいけるんですかね。逆だったらどうしよう。別離エンドとか崖から身を投げてしまうな……。

朝霧さんの話に戻るんですが、ちゃんと後日談で本土のご両親に挨拶に行ってたのがすごく良かったです。親御さんもきっと胃の痛い思いをしたに違いない。そしてお二人とも美人に違いない。朝霧さんを産んでくれてありがとうございます。

ここの主人公の台詞で気付くんですが、主人公はシングルマザーで育った事に少なからず寂しい思いをしていたんですね。(主人公の母はお世継ぎの為に吉原で男を買い主人公を身篭ったという記述あり)

そんな主人公の境遇や心情も、途中の朝霧さんのとある台詞もそうなんですがかなり現実的な意見・描写がありますね。朝霧ルートでこのゲームそのものがすごく好きになりました。

でもやっぱり浮気の翌朝に相手の部屋の前に風車と飴置いた上で妓楼の入り口で待機してるのは怖い。

あげはくんルートだと隠そうとしてくれたのに!

クリステル(滝川さんのことです)そういうことはしてくれないんか!(朝霧さんの部屋まで送ろうとしてくれました)(えっちなこともしてないです)(いやめっちゃイイ人〜…)


多分次ルートは滝川さんなんですが、信じてた朝霧さんがクソ重だったので滝川さんを信じていいかオラわからねーんだ…。

あと朝霧さんルートで武蔵がフラグちらつかせてきたから武蔵ルートあるのかな……お前なら信じられる……幸せになってほしい……。


③滝川ルート

扇屋編初夜RTA走者3人目のチャレンジャーにして優勝候補。(Record:三夜目)

多分天使。それかインキュバスですね間違いない。→そんなファンタジーなんかではなかった。ところがどっこい……っこれが現実…………っ!

この島に男として生まれる意味。男子を産んでしまった母親の心情。女手一つで育てるという厳しさは、現代人なら誰だって想像に易いはずだ。ましてや、その育てた子を幼いうちに手放す事が決定づけられていたら。

私なら、手を上げずにいられるだろうか。

でも、私は信じていたい。「子供を愛していない親なんていない」って。

愛憎、と言う言葉があるように、人間というのは不完全な生きもので愛と憎しみが同居していることだってあるのだから。

もちろんそれは滝川さんの母親にだけでなく、滝川さん自身にも。

愛しているのに憎んでしまう母親、

憎んでいるのに全てを憎みきれなかった滝川。

そう言えるような結末でしたね。

滝川カワヨ〜〜〜〜〜〜☺️☺️☺️(完堕ち)

主人公も元親も互いが初恋で成就までしてるのきゅんきゅんするんですけど!一生扇屋に贔屓にされててください!

ーーーーーー

主人公、主人公の実家、島の考察など

明確にその歴史、経緯などは書かれていませんが各ルートから得た情報を元に書いていきます。

主人公

デフォルト名:染井 清葉

老舗呉服店の一人娘。真面目で心優しい。

幼い頃から実家の手伝いをしてきた為か、目が利く。

酒にはあまり強くなく、ほろ酔いになる事が多々ある。

自分が父親を知らないことに思うところがあるらしい。

椿の髪飾りをしている。好きな色は赤色。(朝霧ルート参照)

幼少期は大人しい見た目をしていたが、親の目を盗んで外を駆け回るようなやんちゃ娘だったらしい。

・主人公の母

呉服店の切り盛りと育児を全て一人でこなしたひと。

吉原の男との間に主人公を授かったという。

各ルートで一二を争うくらい大変な思いをしていそうな人。

武蔵

主人公の幼い頃から用心棒として仕えている男性。

フルネームは「竹ノ内 武蔵」という。(公式HP参照)

元は本土の人間であった。(滝川ルート参照)

朝霧ルートの様子を見るにきっと武蔵ルートがある。そうじゃなきゃ武蔵が報われねえ。

実家

「(苗字)屋呉服店」と呼ばれる老舗呉服店。

かなりの大金持ちで島でも少ない男性を娘の用心棒にできる程。

数名の奉公人を抱えているが、用心棒の武蔵以外はすべて女性の模様。

・あげはルートでの呉服店

未熟な主人公とあげはを一人前に育て、後継者とした。

・朝霧ルートでの呉服店

以前から経営が傾きつつあった。母親はそれを悟られないようにしており、主人公の洋服導入のアイデアで軌道修正を図ったがうまくいかず主人公と武蔵の知るところとなった。

しかし朝霧の人気により経営は復活。朝霧との結婚を前提とした交際を許可した。

・滝川ルートでの呉服店

取引先である貸本屋の息子、紬を保護。その後滝川を婿入りさせる。11章エンディングでは滝川の縁と手腕で数多の遊郭を取引先にした。

紬が拾ってきたおとどという猫をネズミ除けという名目で飼い始めた。カワヨ。


時代について

※日本史はクソザコレベルなのでミスがあっても許してください!お願いします!


あげはルート、朝霧ルートにおいて語られる事がなかったが、時代としては明治以前だろうか…(朝霧ルート後日談の鎖国しているという発言から)(要確認)と思ったのだが、おそらく違う。

三ノ越(おそらく三越)と呼ばれる百貨店が本土に存在することから、1900年以降ではないかと考えた。

背景の絵にも路面電車が描かれており(電線おかしくね?と思ったけど)、あげはルートのデートシナリオにもあいすくりん(現在のアイスクリームで、明治2年に横浜馬車道で製造販売された)が登場したことから、おそらく後者の1900年初頭が正解とみた。

朝霧ルート、滝川ルートに写真の描写あり。

またケロイドという単語も出てきた為、医療が未発達というわけでもないらしい。

島について

「扇屋編」の公式HPには書かれていなかったが、別シリーズの「菊屋編」公式HPから、島の名前は女宝島で間違い無いだろう。(色々ツッコミたい名前ではある)(絶対男性向けエロ漫画にある)(デーーーーーー↑(爆音))

女宝島には男が(ほぼ)生まれず、男は高値でこの島の吉原へ売られる。

現にあげはは母親の借金のカタとして、滝川は親の虐待の逃げ道として自ら、扇屋へ売られた経緯を持つ。

年配になると恐らく吉原内の店の担い手として生きていくのだろうと思われる。(滝川ルート、吉原内の描写参照)

島の文明水準としては、主人公の部屋のベッドやテーブル、ブラウスといった西洋文化の取り入れ方などから江戸時代後期のオランダ、中国との取引があった鎖国時代に限りなく近いと思われる。

本土では文明開化後の様子であるが、島国のさらに離島(渦潮が発生するほどの海峡にある場所(あげはルート、崖からの景色))となると、そういった情報はかなり遅れてくるものだ。

吉原の面々は当然、主人公も富裕層にいるため情報が仕入れやすい立場にあるが島全体の状況としては着物が主流のままであり、かなり後退している。

これについては朝霧ルートで言及されており、吉原を出て島と本土を繋ぐ存在となった朝霧さんと主人公が今後島の発展に貢献するのだろう。

その他のルートは…まあ、知らぬが花という事もある。


だが私は、同じ国で、貿易という手段がありながら女宝島が未発展であったことに正直疑問しかない。

そこで女宝島の特徴と本土の違いに着目した。

女宝島はほぼ女性のみで成り立った島である。

本土には、女宝島のような男女の比率の違いや権力差も存在しているように感じなかった。

つまり本土の権力は(正史通りであれば)基本的に男性が持っているのではないか?

つまり…

本土から見た女宝島とは搾取の対象なのでは?

情報が遅れているのも意図的で、時代遅れの品々を安く買い取っているとしたら?

なーんて黒い疑念が私の中で湧き上がっていたりする。

「菊屋編」の主人公は船問屋なので、医療・貿易関連の情報が知れたらいいなあ。

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