HSPについて思うこと
私はHSPである。
日常生活で言葉にすることはないので文字で見ても不思議な感覚になる。
この記事では、私の経験からHSPで生きづらいと感じたことや逆にポジティブな側面について書いてみようと思う。
HSPとは
この記事を見てくださっている方たちは、
HSPとは何なのかもうご存知の方が多いだろう。
初めて聞く!という方も、あまり深く考えずこういう人がいるんだな〜と読んでくれたら嬉しい。
なお、HSPは病気ではなく生まれ持った気質とされている。
私は専門家ではないので詳しくは書かないが、もっと知りたいと思ってくださった方は「HSP 特徴」などで検索してみてほしい。
セルフチェックのサイトも多くあるので、そのうちの一つを載せておく。
HSPについて自分が思うこと
先述したとおりHSPは気質であり病気ではないので、日常生活で
「私はHSPです。」
と使うことは、私はない。
それは
"他人より疲れやすいです、繊細です"と言っているようなもので、
そう言ったことによって自分が楽になるとは到底思えなかったし、
むしろ逆効果になり得ると思ったからだ。
自分にない感覚を持った人を理解することは容易ではない。
「何故そんなにすぐ傷つくの?」
「何をそんなに考えているの?」
そう思うのは多分普通のことで、言ってしまえば"個性"なのだ。
その個性から生じる生きづらさや辛さまでを想像するのは第三者の領域を超えている。
ただ、"繊細な人"と分類されるだけなのである。
もちろん逆も然りである。
私にとって真逆な性格の人の利点こそ思いつくがそれによって当人たちがどのような生きづらさを感じているのか、そこまでは当人に聞かないと分からない。
長々と書いてしまったが、私がHSPについて思うことは、
正直これ以外の感想はあまりない。
自分から「HSPで生きづらいです。」と言うことはないし、私のことをHSPと認識している人も恐らくいない。
そして周りに何か期待することでもないような気がするのである。
「HSP」…、随分と知れ渡った言葉になったと思う。多くの人が聞いたことがある言葉になったはず。
その割に自身が自身にのみ使える言葉のような、そんな雰囲気を私は感じている。
HSPで困ること
人によって様々であると思うが私がこの気質によって不便に感じていることは2つある。
例えば自分が直接的に怒らせてしまった訳でなくとも、不機嫌な人の側にいると気疲れしてしまい頭が痛くなったり。
マイナスな発言が多い人といると具合が悪くなってしまったりする。
正直人と会うだけで疲れてしまうのである。
楽しい時間だったとしてもだ。
家に帰ったら倒れるように睡魔に襲われるので、中々自分のやりたいことが進まないことが多々ある。
自分で書いていて中々呆れると言いますか、「とほほ」という感想だ。
HSPとの向き合い方
私なりのHSPとの向き合い方は、以下2つである。
HSPは人口の2割ほどいると言われている。
逆を言えば、8割の人はこの気質ではないということだ。
個人と比較してではなく大きい母数の中で自分は少数派なのだと気づくことは難しい。
私はまず、このことを知れてよかったと思う。
なるほど、他人を観察してみると少し含みのある発言や重い雰囲気を、皆それほど気にしていない。(気づいてはいるが上手く流している。)
他人の雰囲気や言葉に影響を受けすぎているということを自覚し、
意図的に、少し気楽に構えてもいいのかもしれない。
私は一枚バリアを張るイメージで、他人に影響を受けすぎないようにしている。全てを吸収してしまうと、疲弊してしまうから。
心に染みる言葉は吸収し、その他は「なるほど、そういう考えもあるのね」と弾き返している。(それでも全てをコントロールできる訳ではない。)
「自分がなりたい人物像」からブレないように、
けれどゆるく行こう。
私はそう思って生きている。
結局のところ、これに限る。
周りの環境、職場、職種などを自分に合ったものにすると
かなり生きやすくなるのではないだろうか。
HSPの長所
私が思うHSPの長所は
・相手の心情を読み取ることに長けている
の一点張りである。
HSPの人は、他人を無意識のうちに傷つけることは少ないのではないだろうか。
人間関係で生きづらさを感じることはあっても、
トラブルが原因だとか、そういうことはあまりない。
ただ自分が食らいすぎてしまっているだけなのだ。
逆に言えば、外からの刺激を吸収しすぎずコントロールできれば人当たりの良い、強い人になれると私は思っている。
そうなりたいと、思っている。
終わりに
自分なりにHSPについて思うことを書いてみましたがいかがだったでしょうか。
HSPに限らず、生きづらさを抱えている方はその原因と一度向き合うことで何か解決策が見つかるかもしれません。
最後まで読んでくださりありがとうございました。
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