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思考に一定の緩さを持とう

こんにちは。
社会福祉士、精神保健福祉士のぽこです。


◇雑談

新年度が始まり、やっと1週間を終えることができました。
業務量が数十倍に増えて悲鳴を上げつつ、”やることがたくさんある”と言う状況に心地よさを感じています。
でも、これを心地よく感じていていいのか?という不安も併存しています。
やることがたくさんあるということは、タスクに頼って仕事をしている=自分の頭で考えていないということではないか?
そんな不安がよぎるのです。
やることの終え方に頭を使おうと意識していますが、それでも尚”外から与えられた業務をしている私”になんとなく頼りなさを感じてしまいます。
誰かに「それでいいよ」と言ってもらいたい幼稚な自分と、「そんなんじゃダメよ」と喝を入れられたい自分がいます。

◇矛盾した二つの思考軸

さて、そんな複雑な心情の今日この頃、私の心を楽にしてくれる言葉を求めてヨガの本を読みました。
日本におけるヨガの第一人者、ケンハラクマさんのココロyogaという本です。

私たちの心の中には、実に様々な思考が存在します。
その中には、雑談にあるような”どちらかすっきりしない複数の感情”があることも多々。
Aのやり方も良いけどBの方法も良いな・・・
今のライフスタイルも心地いいけど、あの生活も捨てがたい・・・
あれもやりたいけどこれもしたい、けど同時にはできない・・・

頭の中に巡る思考は、白黒はっきりしているものとは限りません。
そんな私たちと思考との付き合い方について、少し考えてみたいと思います。

・はっきりしないままで良い


思ったことが現実になりやすい。
でも、思っても現実になるとは限らない。

この2つの思考を同時進行させると、どんな結果も受け入れやすくなる。

ココロyoga

私たちの思考の中にある、複数の矛盾した思考軸。
これらに勝敗をつけさせず、共存させること。
それができたら、あらゆる「こうあるべき」から解放されるのだと思います。
私たちは「こうか、こうじゃないか」の二項対立で考えてしまいがちです。
その思考軸は私たちに「こうすべきか、こうすべきじゃないか」という強い選択を強いることにつながります。
それに窮屈さを感じているのなら、「こうあってもいいし、そうでなくてもいい」というような一定の緩さが必要です。
はっきりしないまま頭の中に置いておくこと。
でも、それが意外と難しいのです。
なぜなら、私たちは「今回の選択で最適な答えを見つけたい」と思ってしまうからです。

今すぐ正解を知りたい。
今すぐ最適で効率的なやり方で行動したい。

そんな焦りが、私たちの”もう少し緩くありたい思考”に対して「早く決めて!!」と言っているのだと思います。

・失敗が後ろ向きだと誰が決めたのか

この「今すぐ正解を教えてほしい」という思考の裏には、失敗に対する恐怖が隠れています。
しかし、そもそも失敗は後ろ向きな現象であると、誰が決めたのでしょうか。
私たちは何か習得した時や自分がいい方向に変化したときに”成長した”と感じます。
一方何かを喪失した時やうまくいかなかったときを”失敗”と呼びます。
その失敗と成長をイコールで結ぶことはできないのでしょうか?

本の中では、前日に比べて今日の方が体が硬く感じるなど、一見後ろ向きな変化と思えることも実は前向きな変化なのだとされています。
獲得だろうと喪失だろうと、どちらもその前の自分と変化していれば「前向きな成長」と言えます。
前向きな変化だけを成長だと思い込んでいませんか?
人間、生きていれば変化します。
その変化が常に自分の目標に真っ直ぐ向かうものだけなはずがないのです。
思いもよらない方向に変化することもある。
そんな思考軸で、緩く物事を選択したり、決断したりしたいものです。
一定の緩さを持った思考軸で生きていきましょう。

今日も心地よく過ごしましょう💐
では、また。

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