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私の海の思い出 - 海でおぼれた経験から得た教訓

 海は私にとって、子どもの頃から特別な場所でした。家族との夏の思い出、友達との海水浴、波との戯れ、それらが私の心には深い絆として刻まれています。しかし、そんな海の思い出の中で、ある出来事が私の心に大きな影を落としました。それは、海でおぼれた経験です。

 私が小学生だった夏、家族と海に出かけました。私は元気いっぱいで、波に乗ったり砂浜で遊んだりと、まさに海の魔法に取り憑かれたように楽しんでいました。しかし、その日は特に強い波が打ち寄せていることに気づかず、無謀にも遠くの深いところまで泳ぎ出してしまったのです。

 当初は楽しく泳いでいたものの、次第に足元が立たなくなり、息苦しさを感じ始めました。焦りと恐怖が頭を巡り、必死に波に打ち勝とうとしましたが、どんどん引き込まれていく感覚に打ち勝つことはできませんでした。助けを求める声もかき消され、見知らぬ水の中で私はおぼれてしまったのです。

 幸いなことに、近くにいた親切な人が私の様子に気づいてくれ、すぐに助けを呼んでくれました。その結果、私は無事に救助されましたが、その一瞬の恐怖と絶望は今でも忘れることができません。海の美しさと楽しさだけでなく、その危険性を痛感させられた瞬間でした。

 この経験から、私は海を楽しむ際には常に安全を最優先に考えるようになりました。水泳の腕前や波の状況を見極めること、周囲の人と連携して楽しむことの大切さを学びました。また、この経験を通じて、他人の危機にも敏感になり、助けを求める声に耳を傾ける姿勢が身につきました。

 おぼれた経験は私にとって辛い出来事でもありましたが、その結果として自己成長に繋がったと感じています。未来の海の思い出を作る際には、この経験を忘れずに、心に留めておきたいと思います。海の美しさと楽しさを存分に味わいながらも、常に安全と周囲との連携を大切にし、心に余裕を持って楽しむことが大切だと気づかせてくれた海の思い出です。

#わたしと海

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