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SNSに「カフェで勉強中☆」とアップする人は勉強している意味がない

みなさんこんにちは。
ひねくれ者のミニマリストです。

ここ最近TOEICに関する記事を書いていますが、私が勉強する上で疑問に思うことがあります。

よく勉強した後のノートを写真に撮って「カフェで勉強中☆」とか「スタバで勉強なう」というのをSNSにアップしている人がいますよね。

「勉強している自分かっこいい」と思ってアピールしているのでしょうか?

それはそれで別に否定するつもりはないのですが、そもそも「勉強していること」を他人にアピールしている時点で、努力の方向性が逸れている気がするんですよね。

そもそもノートの使い方が間違っている

私はTOEIC以外に、過去に資格試験の勉強もしていました。とある法律系の国家資格ですが、無事に試験も合格しています。。。

その過程で「ひたすらノートに書く」と言う基本的なこともやってきました。

そもそも、なぜノートに書くか分かりますか?

それは「自分の頭の中に書き込む」ためです。

メモも同じです。「メモに書いて後から見れるようにする・忘れないようにする」と言うこともありますが、基本的には「自分の頭の中に書き込む」ためにメモを取るわけです。

別に「書く」と言う作業が、人によっては「話すことで書き込む」こともあります。要は、文字を書き込むのではなく、テキストを読み込んで覚える、ということですね。

もっとすごい人は「聞くだけで頭に書き込める」人だっています。

どんな方法であっても、目的は学んだことを自分の頭の中に書き込むことです。

これが目的なのに、綺麗にまとめたノートを写真に撮って、SNSに「カフェで勉強中☆」とか「スタバなう!今日は勉強頑張る!」と言う記事をアップしている時点で、方向性を間違えていると言うことがわかりますよね。

なぜなら、その人たちの目的は「頭の中に書き込む」ではなく「勉強しているアピールをするために、綺麗にまとめたノートを写真に撮る」と言うことだからです。

頭に書き込むためのノートなので、別に綺麗にまとめられていなくてもいいのですから。

それが、綺麗にまとめられたノートになっている時点で、勉強の効果は半減しています。綺麗にまとめる意味がありませんからね。そもそも「後で見返せるように」と言うのならば、教科書を見返せばいいわけです。笑

そして、それをSNSにアップする時点で、効果は0になります。勉強しているつもりが、その時間が全て無駄に終わっていると言うことですね。

私のノートを見返すと、まるで呪文が書かれているかのごとく、文字がびっしりと埋まっています。決して「後から見返せるもの」ではありませんし、他人に見せられるものでもありません。
が、それでいいのです。ノートに書く目的は「自分の頭の中に書き込む」ことですからね。なので、別にノートでなくとも、ただの白い紙でも良いのです。

案の定、私の周囲でもそう言う人がいましたが、その人のSNSを見ると毎度毎度カフェで勉強しています。

いつまで勉強してるんだよ・・・早く合格するなり結果出せよ・・・と思います。笑

努力は他人に見せるものではない

そもそもですが、努力していることを他人にアピールしたところで意味はない、と思っています。

なぜなら、努力は結果が伴って初めて報われる・評価されるものだからです。

いくら勉強したところで、TOEICの点数が上がっていなければ意味がないですし、資格試験に合格できていなければ意味はありません。

こんなことを言うと「その過程が大事なんだ」と言う人もいるかもしれませんね。

それはその通りなのですが・・・

例えば、プロ野球選手を目指している高校球児がいたとしましょう。

毎日1万回以上素振りをしているにもかかわらず、試合では全く結果が出ずに三振ばかり・・・と言う人がいたらどうするでしょうか?

もしあなたがプロ野球の球団オーナーだったらこの人を雇いますか?

「こんなに努力している人間は他にいない!だからぜひともうちの球団で面倒を見よう!」と言いますか?

言いませんよね?

全然仕事ができない人がいたとして、「仕事が早くなる本」「仕事のミスをなくす本」を読んで自己啓発に明け暮れている、でも結果は変わらずに相変わらずミスばかり・・・こんな人がいたとしましょう。

普通の会社、特に中小企業なら、減給かクビになっているでしょう。

もちろん、自分自身で原因を考えるなり、周囲や上司が「何が悪いのか」を見つけて改善の手助けをしてあげる、と言うことは必要です。それに、自分自身で何も改善しようとしない人に比べると100倍マシですし、そもそも何も改善しない人は論外です。

残念ながら、世の中は結果主義です。

過程が大事とはいえ、その過程が結果に結びついていなければ意味がありません。

結果に結びつかないならその過程を見直すことが必要ですし、それを自分自身で修正して結果に結びつくようにする、と言うのもまた大事な過程ですからね。

少し話が逸れますが、プロ野球選手のダルビッシュ有さんはこんなセリフを残しています。

「練習は嘘をつかないって言葉があるけど、頭使って練習しないと普通に嘘つくよ」
まさに的を得た名言だと思っています。

先のカフェのSNSのくだりの話をするならば、努力の方向性が「試験で合格する」と言うことではなくなっていて「SNSで勉強しているアピールをする」と言うことが目的になってしまっています。

「SNSで勉強しているアピールをしてフォロワー・良いねを集める」と言う結果が欲しいのなら別に良いですが、勉強する理由をもう一度よく考えてみましょう。

「試験で合格する」「TOEICの点数を上げる」「結果を出す」と言ったことが勉強する本当の目的ですよね?

それを見失わないようにしましょう。

ノートは自分の頭の中に書き込むためのもの

最後にもう一度。

勉強する上では必ず「ノートに書き込む」と言う作業が発生します。

この時に、くれぐれも「ノートに綺麗にまとめよう」なんて思わないでください。

ノートは他人に見せるものでもありませんし、別に後から見返すものでもありません。

あくまでも「自分の頭の中に書き込むためのもの」ですからね。

P.S.

こんなことを書くと「カフェで勉強するのは悪いことなのか!」と言う人もいるかもしれませんが、私はあくまでも「方向性が逸れている」と言うことを言いたいだけであって、カフェで勉強することは一切否定していませんからね。

私だって勉強するときは喫茶店に行って勉強します。家で集中できなくなったら、環境を変えて気持ちを切り替えるときも必要ですからね。その時には迷わずに喫茶店に行って勉強します。

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