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【職場の人間関係をこじらせる】私ってもしかして完璧主義!? 完璧主義が良くない理由とHSPさんが陥ってしまうこと

■完璧主義と人間関係

完璧主義って耳触りでは良さそうな感じがしますよね。

しかし、タイトルにもある通り完璧主義は特に人付き合いにおいて良くないことが多いんです。

そしてHSPさんは完璧主義になりやすいことも分かりました。
私も昔は御多分に洩れずそうでした。
(当時の職場のみなさんごめんなさい)

当記事ではそれらを簡単に説明してみます。

HSPさんの中でも次に当てはまる人はこの記事を最後まで読んでみてくださいね。

①指摘を素直に受け入れられない
②他人のケアレスミスが許せない
③白黒ハッキリしないと気が済まない

■完璧主義になる理由

上記3つの例に思い当たる方は要注意。
完璧主義の素質がありありです。
直感的に、人間関係をこじらせそうな気がしますよね。

そしてHSPさんはこの完璧主義に陥ってしまいやすいと言われています。

HSPさんが完璧主義になってしまう理由はいくつかあります。

まずは人や自分の感情に敏感なこと。

感情を察することに長けているので、相手が満足しているかどうかが一瞬で分かります。
もっと応えたい、評価を下げたくない、といった理由で自分を大きく見せたくなってしまいます。

次に自分に自信が無いから。

客観的に理解しているのではなく、深層心理として自分が無能であることを理解しているということ。
無意識にということです。

弱い、出来ない、情けない。
そんな自分をさらけ出す勇気が無く、つい実力以上の能力があるようなフリをしてしまう。
あたかも完璧であるように。

感情に敏感で自己肯定感が低いことが完璧主義を生みやすい傾向にあります。

■よくある症状

①指摘を素直に受け入れられない

みんなこんなことあると思います。
何かを指摘されるとつい言い逃れしてしまうこと。

『昨日は忙しかったので』
『伝える前に電話を切られてしまって』
『書類が見当たらなかったので』

聞く方は、いやいや、そんなん早めに準備しておけば大丈夫だったでしょ、といった感じ。
苦しい言い訳です。

しかし本人はミスを認めたくない。完璧でありたい。
だから言われたらとっさに言い訳が出てきてしまう。
ああ必死。

加えて陰では
『あんな言い方ないよね』
『他の人だって出来てないことあるし』
とか言っちゃう始末。

これじゃあ職場の人間関係が上手くいくはずがありません。

自分の非を認めることで成長できるんです。
サッサと失敗を認めて次のステップに行った方が賢い選択だと思いませんか?

処方せんにこの言葉を。
愚か者は失敗を恥じ、賢者はそれを改めないことを恥じる

②他人のケアレスミスが許せない

これは分かりやすい。
他人にも厳しい例ですね。

もし自分にも厳しくて成長するための努力を惜しまない人ならそれはアリです。
組織として重要な人材であり役職は上がっていくでしょう。

しかし人間関係をこじらせる人はちょっとだけ違います。

『私はこんなにやっているのになんであの人は』
といつも思っています。

そもそも自分の出来だって自己評価に過ぎないのに、他者を勝手に評価し判断する。
人間社会は比較社会なので仕方ないですが必要以上の比較は良くありません。
求められていない不幸を生み出すからです。

しかしこの問題の本質はそこではありません。
タチが悪いのは、この人たちって本当は自信がないということ。
自信がないことを隠すために虚勢を張っているということです。
無自覚で。

どういうこと?って感じですよね。
説明します。

自信がないから他者のアラ探しをしているんです。
他人を引きずり下ろすことで優位性を保とうとしているんです。
要するに揚げ足を取ってるんです。

先に挙げた成功する人のことを考えてみます。
他者だけでなく自分にもベクトルが向いている。
正確には、組織の成長にベクトルが向いているから、不足している箇所を繕っているという見方となります。

対して自信が無い人は、ベクトルが自分ではなく常に他者に向いています。
それは自分の評価を上げるのではなく、他者を下げているだけ。
隠れみのというか盾を作るというか。

他者への不平不満が出てきたら、それは揚げ足を取るだけの行為になっていないか、今一度自分の心を見つめ直してみてください。

③白黒ハッキリしないと気が済まない

HSPさんって繊細な割に物事を白黒ハッキリさせたがる傾向にあるみたいです。
『ゼロイチ思考』なんても言いますね。

要するに極端なんです。

好きか嫌いか、アリかナシか、勝つか負けるかなど、0か1かにしかなれない考え方の癖のこと。

人間関係においては、あの人はこういう人だ、あの人はこういう性格がある、あの人はきっとこう言うだろう、とあたかも言われたことがあるかのように想像をしてしまい、勝手な人物像を作り上げてしまいがち。

カテゴライズしておくことで判断しやすくなる。
判断しやすくすることで対処できる。
対処できれば楽になる。

深層心理としてはこんなところでしょうか。
される方はたまったもんじゃないですよね。

その想像と現実のギャップにより誤解が生まれて、人間関係に摩擦が出てしまうのです。

0か1かは極端過ぎるのでこう考えましょう。

①0から100まであること。
②その間にどっちつかずのエリアがあること。

つまり、物事にはグレーなものも沢山あるということを容認しましょう。
判断しない、カテゴライズしないという訓練がやがて全てを偏見なく受け入れる許容を作ります。

余計なバイアスを取っ払って、目の前の人をあるがまま受け入れることこそが尊重であり人間関係のあるべき姿なのではないかと思います。

■まとめ

上記はほぼ自分の経験と反省を綴ったものでした。

これらを持つことで人間関係をこじらせ、上司や同僚が嫌になり、仕事を辞め、次の職場でも同じ目に遭い、転職を繰り返して今に至ります。
今、何者でもない自分だからこそ過去の自分に言い聞かせてあげたい。

『完璧でなくていいんだよ』
『良いか悪いか決めなくてもいいよ』
『指摘してくれたら、ありがとう』

こんなことが分かっていたらもう少し肩の荷を下ろして仕事に向き合えたのかもしれません。
自分が有能でありたい、有能である、という見栄っ張りで安いプライドが周りからの攻撃をかわしていた。
しかしそれは成長を止めていた、ということ。

もういちど言いますが、
サッサと失敗してサッサと次のフェーズに行きましょう。

そのためには失敗を受け入れる勇気と、ありのまま受け入れる尊重も必要です。

私と同じクセのあるHSPさんがこれ以上苦しみませんように。

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