見出し画像

初盆

今年は初盆だった。
合同法要のためにお寺に行った。

法要前にお墓参り。
とても立派な花が供えてあった。親戚が用意してくれたらしい。いつも、こういうことがきちんとしていて凄いなと思う。というか、毎回初めて知ることが多い。こういう場合はこういう事をするのか、と。

叔母ちゃんに会ったら案の定髪色のことを言われた。顔を見るなり「なんだあんたその頭は!」って言われた。さいきんではこちらの反応のほうが新鮮だなぁ、と思った。それ以上は何も言われなかった。

完全に自分のせいなんだけど、すごい寝不足だった。
法要の間に寝たらどうしようという不安を持って行ったけど、不思議とぜんぜん大丈夫だった。

お経をあげてもらう中に順番に各故人の命日と年齢、名前(俗名)、戒名が入っていて、お坊さんに促されて家族の人が焼香をあげる。なんかその様子をみているだけで不思議な気持ちになった。
初対面の人たちばかりの合同法要。亡くなった方も知らないし、お寺に集まっている家族も知らない人ばかり。当たり前だけど自分と直接関わりがなくてもたくさんの人生があるんだよなぁ、と思った。焼香をあげる様子が家族ごとに違っていて、それがまたなんか。家族や親戚だけで法要していた時とはまたなんか全然ちがった。

お経の中でよく南無阿弥陀仏を10回唱える。(他の宗教でもなのかは知らない)声に出さなくても心の中で唱えるだけでもいいと聞いてから、お坊さんのお唱えに合わせて手を合わせてみている。

法要のあとの法話の時に眠気が顔を出してきた。
今回の故人だけでなく、直接知らなくてもご先祖様は何代にも渡ってたくさんいるから、そのご先祖様たちが餓鬼道に落ちないように回向をしましょうね、というよう話だったように思う。なんだか、この辺りの話は聞いても有難いとか大切だなとかあんまり思えないというか、聞きながら色々と考えてしまう。個人的な感覚なので許してほしいけど、社会に組み込まれた俗人の都合のように感じてしまうからかもしれない。
けど、近所のおばあちゃんが亡くなった時とか、今回とか。自分なりに故人には気持ちを持っているので、それでいいかなとか思っている。

お寺を出て、実家に親戚が集まってお弁当を食べた。
久しぶりに会ったリーさん(黒猫)は相変わらずかわいかった。
お昼を食べ終わって話をしている時に力尽きた。久しぶりの実家だったのもあり、畳に寝転がったらすぐに寝てしまった。目が覚めたらみんな帰っていた。

事前に姉とサーティワンアイスクリームを食べに行こうと話していたので向かうことにした。兄もついてきた。道中、我が家では食べきれないロールケーキを従姉妹の家に届ける。そして思い付きでサンダルを見るために靴屋に寄った。靴を見ていたら車酔いした兄が靴屋からアイスクリーム屋まで歩いて向かうとのこと。兄が車を降りて歩くのはよくあることなので了承してそのまま靴を物色。買いたいものが見つからずに手ぶらでアイスクリーム屋を目指す。先について姉と注文していたらすぐに兄もついた。小さいアイスクリームが3つ入ったトリプルを頼んだ。最後にいつサーティーワンアイスクリームを食べたのか思い出せない。8年ぶりとかかもしれない。暑いので車で食べて帰路についた。

その後も実家でごろごろ。
しゃんしゃん祭の音がうっすら聞こえた。

昼の余ったお弁当とカレーをみんなで分けて夕飯にした。そして当日賞味期限のロールケーキを食後に食べて車で帰宅した。気付いたら22:30。夜は少し秋の気配があるなと思った。涼しいというか少し冷たさを感じるようになってきたというか。

なんとなく、今日のことは日記に残しとくかと思った。ので、ほんとうにただの日記。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?