そんなに育ちが良いわけじゃないけれど。

育ちが出るって、ちょっと怖いことだと思いませんか?

公共の場での振る舞いで、このセリフがよく使われますが、特に多いのが食事の席です。

箸の使い方や、食器の持ち方、食べる順番まで色々なポイントがありますが、これらのほとんどを、ぼくたちは家庭で学びます。

あまり知らない相手でも食事を一緒にすると、どんな家で育ってきたかすぐに想像できてしまう。ぼくには息子がいて、子どもの振る舞いを汚いって判断されたとき、ぼくの家庭も行儀が良くないと思われます。

これは子ども自身にはどうにもできないことです。完全にぼくら親の責任なんですよね。もちろん、ある程度、子どもが大きくなって、子ども自身が変えようと思って変えられることでもあります。でも、それは自分の育った環境を否定するようで、出来るならそういう努力をさせたくないです。

ぼくが無意識にやっている、食事の振る舞いは両親が教えてくれたものです。せめて、それくらいの行儀は身につけさせてあげたいですね。

あと怖いのは、ある水準以上の振る舞いを身に着けないと、自分の行儀が悪いってことにも気がつけないと思うんです。

この人はキレイな食べ方をするな、とか、あの人の食べ方はかっこ悪いなぁ、といったことを感じることができない人になるかもしれない。

息子が気づけない大人になって、育ちで意識しないうちに、悪い印象をもたれないように、ちゃんと教えてなきゃいけないとですね。

子どもはまだ一歳半なんで、まあ正直それどころじゃないんですけど。

おわります。

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