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額を選ぶという体験

作品を購入していただいた方と共に、京都の額屋さんへ。

作品は、富士山7号目から見た景色。
7号目から見る太陽と太陽によって照らされる山々。
心奪われるほど感動する綺麗さを表現しつつ、
来年こそは頂上目指して頑張れという応援の思いを乗せた作品。

額装すると作品の輝きが全然違うと聞いたことはあったものの、
今まで一度も額装してこなかったので、ドキドキしながら。

いざ額装すると、これがむちゃくちゃいい。

作品の見栄えや輝きが格段に上がる。
存在感とか重厚感も出て、本当によかった。
これを見てしまうと、もう無しには戻れない。

そして、額そのものも良かったけど、
この絵を購入してくれた方と作品を作った自分で
あーでもないこーでもないとキャッキャしながら
額を選ぶ行為が猛烈に良かった。

一緒に如何に作品を輝かせるか、という共同作業で、
作者だけが一方的に作品を押し付けるのではなくて、
購入したくれた人も楽しめるという。

やっぱり自分一人で楽しむというか完結するというのは
そもそも楽しくなくて、今回のような余白を残して、
一緒に最後仕上げるというのは大事にしたいな改めて。
これまた人ありきの自分に気づけた感じ。

加えて、額の勉強もできて良かった。

人物を黒い額に入れると葬式風に見えるとか、
金色にすると高級感が出るが作品より目立ちすぎるとか。
最近のハヤりとか色々教えてもらって。

この店員さんも知識がありつつ、
絶妙なコミュニケーションで。
気持ちよく選べたのも大きかった。
やっぱり人だよな〜としみじみ。

クオリティとはもちろん向き合いつつ、
その余白もしっかりとデザインして、
みんなが楽しめるよう、気持ちが上がるよう
まだまだ頑張っていきたい。

やること多すぎて、もう楽しい。

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