本屋で働く③「女っぷり」
本屋で働く 第3弾。
本屋でアルバイトをしている中で
感じたことをnoteにしていく。
今回は、女性誌から。
先日、女性誌のコーナーに並ぶ
雑誌の表紙に、こんなフレーズが。
「ヒールなし」でも女っぷりが上がる服!
そして、よく見ると、
「女っぷり」の右上に小さな「®」の文字が。
小さなRの文字。
登録商標のマークである。
女っぷり。
この言葉を登録商標としているとは、驚いた。
「男子大学生」の僕に、
この「女っぷり」を理解するのは、
至難の業であると想像されるが、
女っぷり とはなんなのか考えてみる。
まず、この女っぷりという言葉を
登録商標にした雑誌。
Marisol である。
この雑誌は、集英社から出版されている、
30~40代の女性向けファッション誌である。
つまり、この「女っぷり」のある女性になる
という目標を、
ファッション、おしゃれによって達成しようという
ことなのだろう。
次に、「~っぷり」という言葉を考える。
まず思いつくのは、
「食べっぷり」
彼女は食べっぷりが良いね。といった使い方。
このときの「~っぷり」というのは、
豪快、大胆なイメージがする。
しかし、女っぷり=豪快
ではないだろう。
30代~40代の女性の方に「豪快」
という言葉はあまり似合わない。
そうなると、「ぷり」という言葉に
意味があるのではないか。
「ぷりっとした」とくれば、
あとに続く言葉は「食感」だろう。
「ぷりっとした食感」と言えば、
「えび」だろうか。それとも「ふぐ」?
おっ、なんか近づいてきた気がする。
ぷりっとしたふぐのお刺身。
お刺身のツヤツヤとした見た目。
このイメージに、
女性の肌を重ね合わせているのでは!?
「女っぷり」という言葉から、
女性のみなさんの理想像を、僕なりに想像してみた。
実際の、女性誌Marisolの理想像とは
異なるかもしれないが・・・
本屋にいると、膨大な言葉に触れる機会がある。
みなさんも、変わった言葉、印象に残る言葉を探しに、
本屋に足を運んでみてはいかがだろうか。
また、僕も本屋でアルバイトをしていく中で、
見つけた言葉を、深掘りしていこうと考えている。
もし僕の文章を気に入っていただけたら嬉しいです。