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🌸人育てで学んだこと 育てる風土🌸

こんばんは。
平田真智子です。

最近のお話しの中で、よく耳にすることがあります。
「新入社員がすぐに辞めちゃうんだよねぇ」
とか、「中途採用の人も結局続かないんだよね」などなど、、、。
せっかく入社しても退職に至ってしまうことが多くて、
なかなか「社員の安定」を図ることができない、という悩みが多いのですね。
特に、「サービス業」や「宿泊業」は、多いのかしら。っていつも感じてしまう。。。
私の想像ですが、
お客様からの要望が高くなり、
サービス視点が厳しくなり、
クレームなどへの恐怖心もあり、
「普通」であるはずのことをしていても、
不安材料が多い時代になってきてしまったのでしょうか。
お客様が求めるもの、それに応えるために企業が社員に求めるもの、により
社員は、苦しみを感じてしまうのでしょうか。
求められることに追いつくための「努力」や「働き」などと、
「報酬」が見合わないと感じるようになってしまったのでしょうか。
いやいや、別の理由かしら。。。
人手不足などの理由により、
自分自身の「成長を実感」をする余裕もなくなったのでしょうか。
「働いている喜び」を実感したり、「仕事の楽しみ」や「自分の未来」への期待を感じにくくなってしまったのでしょうか。
それらが理由で、職を去っていってしまう、ということも、ひとつなのかもしれない。
私見ですみません。

サービス業だけではなく、中小企業、大企業、どのような職種、も同様に、
新⼊社員を辞めさせないための「お薬」はないかしら。と思いますよね、、、。
何か良いアイデアがあれば、と思う経営者が多いのではないかと思います。
しかしながら、なかなか特効薬というか、効果的なアイテムはない、と私は思います。
でもでも、、、、もしかしたら、、、と思えることは、
「人育て」について、強い気持ち、信念を持って取り組む環境づくり、組織づくりが必要なのでは、ということです。
と、偉そうなことを申し上げている私が、失敗も多いのですが、、、、。

私は、老舗旅館の6代目女将として何年も「人育て」に携わり、
たくさんの方々の成長を見つめて参りました。
何人もの新しい出会いがあり、別れがありました、、、、。
人育てをしながら組織全体を見つめていると、気づくことがいくつもありました。
社会に出たばかりの若者にもっとしなければならなかったと反省することも色々とありました。

反省のひとつに、
「成長できている実感」や「成長できる機会」をたくさん感じてもらうこと、が大切だったといことです。
また、よく若者が感じることの一つに
「この会社、大丈夫なのだろうか」とか「自分の成長は、ちゃんとできるのかな」とか「キャリアアップの機会を与えてくれるのかな」などが挙げられます。
そうなのです、、、、。
「企業や自分の未来」をみているのですよね。
そのために何が必要なのか、
どうすれば未来を一緒に見れるか、
ですよね。

また気づきのひとつに、
「指導者を育てること」がとても重要だとな、、、。ということ。
また、指導者を育てるときに、
「指導者というのは、なんなのか」とか、
「指導するときには、何を大切にしたら良いのか」などなど
入門編のところから入っていくことの大切さ。
細かいサポートやフォローの大切さを感じました。
指導をすることが初めての人もいるし、
指導者としての立ち居振る舞い自体に迷いがある人もいるので、
「新入社員を育てる」のと同様に、
「指導者を育てる」時には、きめ細かなフォローが必要なのですよね。

新入社員には、「ブラザー・シスター制度」などによるサポートが大切であることは、近年企業で重要視してきているかと思います。
それと同時に、先輩になった社員を育てるためには、どうしたら良いのか、
その社員のサポート制度も考えていかなければなりません。
指導者が、しっかりと育っていれば、
新入社員を教育したり育てていく過程で、
すぐに退職してしまわないような体制ができあがってくるのです。
即効性のあるお薬ではなくて時間がかかりますが、じっくりコツコツ取り組めば結果はついてくると思います。

新入社員がすぐ辞めちゃう、、と思ったら、
まずは、「指導者教育」ということを考えていきたいですね。
社員のそれぞれのスキルアップとともに、
組織全体の「育てる風土」を作り上げることができるように、
それぞれ考えて参りましょう。
皆で、強い気持ちや信念を持って「環境づくり」「組織づくり」を進めていくことが必要ですね。
「強い気持ち」と「信念」これ、大事。
私も、今まで「人育て」をして参りましたので、
これからに「人育てで学んだこと」を活かせることができたら、どんなに幸せだろうなぁ。
これからも頑張ります!!

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