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🌸老舗旅館6代目女将になって🌸ひとつめの話し🌸

以前のブログにて、自己紹介や嫁いでからのことも書かせていただきましたが、
もう少しだけ深い振り返りも書きたいな、と思います。
何日かに分けて、ブログにアップさせていただこうかなぁ〜〜と思いますので、
それぞれお読み下されば光栄です。


私は、この老舗旅館6代目の女将になり、今こうして、
それまでの日々を振り返ってみますと、色々なことが思い出され、
後悔や自負の気持ちが出てきます。
総合的に表現しますと、「毎日必死で自分と戦ってきた」ように思います。
たくさんの苦労も苦痛もあったかと思うのですが、
今、この文章を書いていると、
楽しかったことや嬉しかったことばかりが、思い出されます。
自分が女将になって
思い描いていた旅館にする為に、
思い描いていた女将になる為に、、、必死でしたが、
はたして、
なることができたのかな。
満足していただけるお客様はいらしたかな。
社員は、働けてよかったと思ってくれたのかな。
色々と懐古することが一杯です。
私自身は、自分の嫁いでからの20年間は、満足いく結果ではありませんでしたが、
社員の姿を毎日毎日見ることができたのは、とても幸せなことでした。
社員の笑顔に出会えて、お客様と出会ってお話しさせていただけて、
本当に幸福いっぱいな日々でした。
また、社員が私と一緒に働いてくれることができたのは、
社員一人ひとりのおかげでもあり、その社員のご家族の支えがあったからこそですので、心から感謝の気持ちでいっぱいです。

さて、私が嫁いだのは、1997年ですから、大昔、、、みたいな感じですね。
6代目女将として仕事をするようになったのは、2003年。
その当時は、私は、今よりも若かったので、
もちろんまだ世の中の経験も浅く、
経済学や経営学も解らず、
女将であり経営者として、
本当に社員をしっかりと守っていけるのか、
まとめたり指導したりしていけるのか、と不安でした。
当時の旅館スタッフ平均年齢約60歳の中で、
やっていけるのだろうか、、、という気持ち。。。。
不安やらプレッシャーで、大変もやもやな気持ちでいたような気がします。
先代女将は、早くに天国へ召され頼ることはできませんでした。
旅館組織は、現代の教育制度のように「仕事の先輩」がいるとか、指導がしっかりしているなどの企業では無かったので、
私が仕事を覚えるためには、10歳年上の夫である「社長」を頼るしかありませんでした。
社長は、私より十年前に家業に戻り「先代の息子だから煙たい存在」として孤独に耐えながら、昔ながらの風習を改善努力してきていました。
(当時の旅館は、よくあるようなドラマのような世界でしたからね。今の時代は違うと思いますが、当時は、、、です。)
そんな夫は私に「好きな様に、思う様に、やって良いよ」と、言ってくれました。
私は10年間の夫の努力があったあとで入職したので、
「よそ者」やら「若い者」が入ってくることに慣れてくれていた、という面では、大変有り難いことでした。
当時のあの雰囲気からしたら、それでよかった、、、というか、今思えば「導入」しやすかったのかも知れません。
しかし、そうは言っても、不安で押しつぶされそうな訳で、その当時の私は、
それこそ「孤独との戦い」。
入職した当時は、
会社や社員の為に私が努力すればするほど、
社内での風当たりは強く、抵抗勢力ができ、
無視や村八分や陰口を受けることになり、
非常に孤独感と恐怖心を持ち四面楚歌の状況であったと、感じていました。
夫から「自由にやって良い」といわれても、
能力の無い私には、非常に苦労があったのでしょう。
当時は、自分的には「がむしゃら」。
とても有り難い経験をさせて貰えたと思います。

「お客様を大切に思う気持ちを持って貰いたい」
「頑張っている社員が、幸せを感じてもらいたい」
「仕事もプライベートも充実した毎日を送ってもらいたい」
「会社を好きになってもらいたい」という一心で、
まずは、
「社員を大切にするために、私に何が出来るか」を考える日々が始まりました。
私の目指す社員像は、
「出社するとき、スキップしながら会社にくる」でありました。
目指す社員教育は、
「良い父ちゃん母ちゃんになるために育てる」
「素敵な花婿さん花嫁さんに育てる」でありました。
なかなかレベルの高い目標でしたけれども、「できる」と信じて毎日過ごしていました。
「石の上にも三年」「5年経てば、何かが変わってきたと思えるはず」と。

さて、度々申し上げるのですが、
旅館に嫁ぐ前の私は、大きな総合病院という組織の中で「看護師」の経験してきました。
つまり、良くも悪くも様々な「組織の差」を感じることができる私。
入職してまず会社全体を見渡したとき、
株式会社であるこの企業の労働環境に色々問題があることに「びっくり仰天
」でした。
そして、「その色々な問題」をどう改善したら良いのか、何をどうすれば良いのか、という戸惑いのはじまりです。

ちょっぴりカッコつけて言うならば、
「老舗旅館6代目女将の戦いのはじまり」
ですね。

(様々な戦いは、また後日〜〜)

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